クルッポクイーンインタビュー_記事バナー

地域の舞台裏が見られるかも!クルッポクイーンに聞くまちのコインの楽しみ方

こんにちは!まちのコインのかすみんです。

前回のnoteでは鎌倉の実証実験ふりかえり!をお届けしました。


記事ではスポットの皆さんがつくったチケット(イベントや取り組み)の数々を紹介しましたが、実証実験にはもう一つのストーリーがありました。
それは参加者の中から「クルッポクイーン」と呼ばれる方が誕生したことです。

まちのコインでは利用頻度に応じてレベルが上がる「鎌倉レベル」というものを設定しています。その「鎌倉レベル」が最も高かったのが、今回ご紹介する高久さんです。
そんな高久さんのことを私たちは、「クルッポクイーン(鎌倉のまちのコインの通貨名であるクルッポ+クイーン)」と呼ばせていただきました。

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今回は、青いワンピースがお似合いのクルッポクイーンの高久さんにまちのコインの楽しみ方について聞きました。
これからまちのコインを導入する地域の皆さまはぜひ参考にしてみてください!


楽しみ方その1:おもしろチケットに参加して、主催者の人となりを探ってみる

高久さんは「まちのコインが始まったら、まずはアプリで面白そうなチケットを見つけて思いっきり乗っかって面白がることが大切」だと言います。

そんな高久さんはご自身は実証実験最終日、参加したいイベントがたくさんありすぎて我慢できず、わざわざ会社で有給休暇をとって朝から晩までありとあらゆるチケットに参加するという乗っかりぶりでした!

最終日の高久さんのスケジュールはこんな感じ。

8:00 御成通りの早朝ゴミ拾いに参加(500クルッポもらう)
10:00 COBAKABAさんのみんなで朝の鎌倉散歩に参加(300クルッポつかう)
15:00 ビストロオランジュさんの最終日限定チケットに参加(500クルッポつかう)
18:00 鎌倉美学さんで地域密着アーティスト「小川コータ&とまそん」のライブに参加(500クルッポもらう)
22:00 HATSUでカヤック代表柳澤の「気づきをシェアする会」に参加(300クルッポをつかう)
23:00 再び鎌倉美学さんに戻りみんなで「鎌倉大好きソング」をつくるワークショップに参(500クルッポつかう)
24:00 実証実験終了

まさに「クルッポまつり」状態ですね(笑)

そしてただチケットを利用するのではなく「そのチケットが誕生したきっかけなども考えてみると、主宰者の人となりや人脈を知ることができますよ。地域密着アーティスト『小川コータ&とまそん』を呼んで『鎌倉大好きソング』を即興でつくると言う無茶振りのようなチケットが実現したのも、鎌倉美学のオーナーであるまちこさんの人脈があってのこと。『まちこさんに誘われたら断れないよ〜』とアーティストのこたとまさんも言ってたよ」とのことです。

まちのコインが始ったら皆さんも会社を休んで参加してみてください!
、、、とまでは言いませんが、いろんなチケットを使ってみて主催者の人となりを探ってみてください!

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楽しみ方その2:地域の舞台裏を見てみる

「地域の舞台裏を見る」
そんなちょっと変わった体験もまちのコインをきっかけにできます。

実証実験ではSiblings鎌倉でバリスタ体験をしてみたり、旧村上邸 – 鎌倉みらいラボ –で能舞台のお掃除体験をしたりと、お店の人が普段やっていることをお手伝いするチケットがありました。

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高久さんは「(お店の)中に入るってそのお店や地域を愛する大事な要素。その地域の仲間に入れたような感じがする」と言います。

そんな高久さんも普段から鎌倉のレストランでお手伝いしたり、好きで通い続けている福島県では、カフェでの皿洗いやマルシェでの売り子など「喜んで中の人を買って出ている」んだそうです。

皆さんもまちのコインで「地域の仲間に入る」という感覚を体験してみてください!


楽しみ方その3:取り組みの思想に想いを馳せてみる

高久さんが鎌倉に引っ越してきたのは2年前。
地域のつながりを考える、カマコン鎌倉資本主義をベースに、みんなで「働きやすいまち鎌倉」にするというまちの人の想いに惹かれ、自分でも体感したい!という目的を持って東京から引っ越してきました。

実証実験では、そんな自分が求めてきたものと同じようなことを考えている人が他にもたくさん鎌倉にはいることを感じられたと言います。

それが、使えば使うほどレベルアップする「鎌倉レベル」の仕掛けです。
高久さん曰く、まちのコインのアプリには、慶應義塾大学大学院の前野教授が定義する「幸せの4因子」にチャレンジする仕掛けが至るところにあり、レベル上げと一緒に自分の幸福度が上がったことがわかったんだとか。私たちが描くものにそこまで想いを馳せてくれた高久さんに脱帽です...。

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これから実証実験を展開していく地域に向けて、「オトクだから使うということではなく、つながりをつくるというベースとなる価値観をまず知ることが大事です」とのことです。

最後に

まちのコインの楽しみ方、いかがでしたでしょうか?

高久さんへのインタビューを通じて、まちのコインを楽しんでもらうにはまちのコインを導入する意味やチケット作成者の意図など、取り組みの裏側についてもっと知ってもらい「地域のこと=自分のこと」として考えることの大切さを実感しました。

高久さんが仰ったことは大事な要素として、他の地域で実施する際も伝えていきたいと思います!


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