優しい世界は現実にも存在している

先日、バスに乗っていた時のお話。

一人席が縦に並んでいたんですが、前に女子学生、後ろにおじいさんが座ってました。

学校に着くまでの間に整えたかったのか、女子学生が髪を梳かし、結び始めたんです。

満員電車でもよくありますが、髪の長い女性は後ろの方に気を遣って欲しいと思います。直す行為が後ろにいる方にどう影響しているのか。自分がやられたらどう思うか。

話を戻しますが、ものの5分くらいの出来事でした。まだ髪を直している女子学生にお爺さんは途中の停留所で降りる時、「そういうのは家でやってくるんだよ」と優しく注意しました。

気分を害していたと思っていましたが、相当優しく言葉を掛けたのでビックリしました。女子学生も「すみませんでした」と会釈。

伝え方ってやはり大事なんだなと思いました。

誰かに何かを注意する時、エネルギーを消費します。互いに嫌な気分にならないように、というよりは嫌な気分の人が、注意する相手にどういうかなのかなと。

別の日には、雨の中傘も刺さずにお婆さんが歩いてました。若いサラリーマンがお婆さんの荷物を持ってビルの前まで運んでました。お婆さんは「忙しいのにすみません」と。助けてもらっていたみたいです。

私も、大荷物ではなかったけど手が塞がっていた時に年配の男性がとある施設のドアを開けて待っててくださいました。

毎日、心が荒んで疲弊してますが、こういう気遣いに触れると少しだけ「まだまだ頑張れる」「感謝だな」と思えます。

最近、仕事でのミスを頻発させて自信の欠片も失いそうで家の事も含めて泣かない日がないんですが「ありがたい」と思って泣けることもあるので踏ん張れてるのかも知れません。

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