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3度目もこの場所を選ぶ。学生時代から恋する熱海で暮らす。

「今回で熱海での引っ越しが3回目なんです。」

そうニコニコと話す、熱海桜がきれいに見える部屋に住んでいるMさん。出身は神奈川県の横浜で、初めて大学生の頃に観光で訪れてから、毎月のように熱海に通っていたそう。

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けれど、熱海は一人暮らしをするには募集しているワンルームや、コンパクトな物件というものが少なく、そもそもあまり出ていない。そんな中で、どのようにして物件を選び、暮らすことになったのか…気になることをMさんに伺ってみました。

観光から暮らしへ。熱海の良い所と、ちょっと足りないところ。

ー1軒目、2軒目と今まではどのようなお部屋に暮らしていましたか?

Mさん:最初の頃は平日は横浜で、土日に熱海に来るという2拠点生活をしていました。1軒目の家はスーパーが近くて買い物もしやすくて、いろんなお店に行けたりと便利だったのですが、少し音が気になったりして、次に住む場所は静かな家がいいなあ、と思っていたんです。2軒目を見つけるタイミングでマチモリ不動産の三好さんに出会って、「こんな家がいい」と希望を話して、街中のリノベーションされたマンションに住んでいました。

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ー暮らしていくと、やっぱり見えてくるものや気になるポイントや、視点も違ってきますよね。

Mさん:そうなんです。熱海という街が観光から生活する場所に変わって、過ごす時間も長くなると、ここは良いけどこういう所がなあ…と見えてくるものの種類が変わったり、増えてきました。

熱海は横浜や東京に比べて物件が少ないんです。なので、正直前までは妥協をしていた部分もあったのですが、やっぱり熱海でも自分の理想の部屋に住みたいという気持ちが高まり、働き方も変わってきたというのもあって、3回目の引っ越しをしました。

ーだんだんと向き合う部分が「生活」へと変わってきたんですね。

Mさん:3度目の正直じゃないけど、本当に今の部屋がすごく好きで、理想が詰まっているので、長く住みたいなと思っています。

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2軒目と同じく3軒目もマチモリ不動産にお願いをして、築47年のマンションのリノベーションをしました。相談と工事含めて4ヶ月くらいで、もうリピーターですね(笑)

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圧迫感の無い、開放的な空間をつくるために収納扉はあえて取り付けていない。ポールが2本あり、ハンガーにかけられるスペースもしっかり確保されている収納スペース。


ときめいた熱海の景色と窓からの眺め

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ーこの部屋をリノベーションをする際に困ったことはありましたか?

Mさん:部屋にはバルコニーが無いので、洗濯ものを干す場所をどうしようかと思っていたんです。相談したら、大工さんが陽が入るリビングの窓際に後付けタイプのものを取り付けてくれました。巻尺のように出せて、デザイン的にも部屋に馴染んでいるので結構おすすめです(笑)

ー確かに気づかなかったです!ロープみたいで、使わない時はしまえるのも良いですね。

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ーしっかり相談しながら、妥協をしない部屋作りですね。

そんな今のお部屋の中で、特に気に入っているところは?

Mさん:やっぱり景色が好きです。もともと熱海の海や山、古い旅館やリゾートマンションなどの建物が点在している景色に魅かれていたので、部屋の窓から桜や街が綺麗に見えるのは大事なポイントのひとつでした。

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ライトも付く洗面スペースのミラー。きらきらしたものが好きというMさん。毎日使うは、ちょっとこだわりたい部分ですよね。

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お風呂のタイルもグレーベースで落ち着いた色味で統一されている。掃除はしやすいけれど、無機質になりがちな場所もタイルによって柔らかい印象に。

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ーおやすみの日はどのように過ごしていますか?

Mさん:ちょっとゆっくり起きて、近所のお魚屋さんで買い物をして、気分転換にお散歩をしたり。最近は、熱海に住んでいる人に教えてもらったお店に通ったりして、地元の人がよく訪れるお店を探しています。

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ーまだまだ、開拓するところが沢山ですね!これからも熱海での暮らしをじっくり楽しんでください。Mさん、ありがとうございました!


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おわりに

観光から、いつしか毎日を過ごす場所に。

初めて熱海を訪れた時から今まで、時間をかけて街との関係性を育んできたのだと、お話を伺っているとこちらまで嬉しい気持ちに。

「住む選択」という言葉が少しかっこつけている気分にもなる位、ここで暮らそうと決めてから、実際に暮らすまで、とても自然な出来事に感じました。これが必然というの事なのかもしれません。

純粋に好きだと思える街で、工夫をしながら快適に気持ちよく暮らしている。

いつか自分も好きだと思える街に、これだというタイミングで暮らせたらいいな、と少し未来の事を想像してみたのでした。


撮影/文 若月ひかる

今までのインタビュー記事はこちら▼▽

Vol.2 

Vol.1


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