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日経新聞にコメント掲載-民需なき官製都市-

日本経済新聞の2023年8月3日朝刊のトップ記事にコメントを掲載していただきました。

内容は「過去5年間の全国の市街地再開発事業のうち約3割で国と自治体が補助金を投じたうえで更に建物の床の一部を買い取っている」というもの。
まちの規模からスケールアウトした(しかも市場性を無視した)ハコモノが、この厳しい世の中でもまちの一等地に次々と建設されてしまうロジックに迫る根本を問う記事です。

この記者の方とは過去に2回(1回目はこの特集の構想段階の昨年夏)にわたってお話をさせていただきましたが、強烈な調査能力・ボリュームで全国の事例を調査されており、いろいろと裏話もお伺いしました。

記事の中では具体例を示しながら、本来の姿としてオガールの事例と岡崎さんのコメントの後に「ハコモノの建設を目的にするのではなく、街をどう育てるのかを丁寧に議論する必要がある」と寺沢弘樹のコメントを掲載していただきました。

続報があるかもとのことですが、こうしたリアルなハード先行型の官製「街」づくりの核心をつく記事が全国紙の1面を飾る時代になったんですね。


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