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ワーケーション実践者に聞く!東伊豆でどんな働き方してるの?/インタビュー企画#01

こんにちは!
東伊豆町地域おこし協力隊の樋口歩実です。

今年度から東伊豆町に移住し、地域おこし協力隊として、シェアオフィスEASTDOCKの利活用や、ワーケーションの推進業務を担当しています。EASTDOCKの利用者さんは皆さん個性があり、多様性に富んでいるので、この場をお借りして、インタビュー形式で皆さんに紹介しようと思います。

第一回目の利用者さんインタビューは、大阪・東京・東伊豆町稲取の3拠点生活をしている高浜さんです!(👏)

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ひぐち:高浜さんはどういうきっかけで東伊豆に来られたんですか?

高浜:仕事柄出張が多く、普段の生活は大阪ですが、東京に出張したり、伊豆にもよく出張できていました。

ひぐち:では東伊豆町も出張で訪れたのですか?東伊豆町でワーケーションをするにあたってきっかけとなったものはありましたか?

高浜:伊豆出張の多くは東伊豆町ではなかったのですが、せっかくだから旅が好きなので、毎回伊豆に行くたびに違う街に泊まろうキャンペーンをしていました。毎回ちょっとずつ違う場所に泊まっていたところ、上司から東伊豆町の稲取のことを教えていただきました。稲取で色々調べていると、リモートワークができるシェアオフィスがあることを見つけ、すぐに訪問し、すごく気に入りました。あとは、行きの電車から見える、半島の突き出た街並みや、鳥の展望台テラスからの眺めがすごく素敵だな、きれいだなと思って、それに惚れたのも大きかったです。


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(写真:鳥の展望台テラスからの眺め)


ひぐち:稲取の街並みや景色が決め手だったんですね~!稲取にはどうして拠点を持とうと思ったんですか?

高浜:自分が地方に拠点を持つのは自然とつながるためです。もっとちゃんと地球と暮らすっていう感覚を持ちたいなと思っていました。地球を感じることってすごく大事なことだと思っていて、気候変動やそれによる災害の問題とか、地球規模で起こっていることってたくさんあると思うんですが、都会だとそれを肌で感じることが少なくて、麻痺しちゃうなと思っていたんです。
地球全体で何が起こっているのかを少しでも感じたくて、そのために自然の営みをしてみたい。これは僕が地方に、稲取に住む理由の1つです。

ひぐち:自然の営みとは…?

高浜:例えば、畑で農業をするとか、海釣りや素潜りみたいな漁業だったり、森では林業、あとはDIYとかアート・芸術系もあると思います。
無限にいろんなことができるんです。パーマカルチャーとか自然の本を読んで様々な農法を試してみたり。週末を使って仲間たちとダイビングの資格を取ってみたり。チェーンソーの使い方も知りたくて、講習会に行く予定です。アート・芸術系は都会のマンションの一室で書くよりも、こっちで風を感じながら書くほうが良いんじゃないかと。そういう意味でも、自然の営みっていっぱいありますよね。


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(写真:高浜さんの借りている東伊豆町海のみえる農園からの眺め)


稲取に来て、人の営みは限られているけど、自然との営みは無限にあるという、自分の中で大きな発見がありました。


ひぐち:なるほど~。自然相手だと難しいこともあると思いますし、チャレンジングでやりがいもありそうです。稲取に拠点を持つのは、自然との営みにチャレンジするためだったんですね!では、実際稲取の暮らしはどうですか?

高浜:めっちゃ良いです。全世界中の人たちに伝えたい良さ。
それはですね、自分の偏りを整えて戻してくれる感覚があるからです。

ひぐち:え!高浜さん、偏っている印象はまったくないですけど。(驚)

高浜:それは多分こっちに来ると戻るからですね。
生き物本来の感覚に戻ってこれる。都会での生活って、自分の家と会社の行ったり来たりで、「会社員」としての人格だけを自分の中で表現せざるを得ない。世界が閉じていくような感覚があったりもして、ずっと窮屈さを感じていました。大地に触れていないという違和感を、ここ2,3年くらいで感じていました。
こっちにくると思いっきり息が吸える。EASTDOCKに来るとき、潮風がふわっと香るじゃないですか。あれが僕はすごく好きです。波の音と潮の香りで、「ああ、稲取に来たな。」と感じられ、それが体のリセットにつながっている。


そのおかげで、今自分の人生で1番ストレスフリー!
都会にいるときは、落ち込んだ時に癒されるものもないし、窮屈な中でずっとこうくぐもっている感じがありました。こっちだとそれがオープンになって、気にならなくなりました。

都会と地方を行ったり来たりすることで、どっちの自分も出せる。仕事に特化する自分と、自然本来の自分に戻る自分と、両方自分の生活の中で両立できます。

ひぐち: バランスがとりやすくなったんですね!では逆に、ワーケーションをする上でハードルとなったものはありますか?

高浜:細かいことだと、地元の人たちとどれくらい触れ合えるだろうかとか。行って孤独になると意味がないなと思っていたので。ほかの人たちとつながれるんだろうかっていうのはありました。結論は、荒武さん筆頭にEASTDOCKのコミュニティがあって、いろんな人とつながっていけるので大丈夫でした。

あとはやっぱり車を運転できなかったので、何とかなるのかなあと思っていました。

ひぐち:そこ大きいのかなと思ったんですけど、何とかなりましたか?電動自転車をよく使ってますよね。

高浜:何とかなってます。大幅な移動でなければ自転車でなんとかなるし、現地の移住者仲間がサポートしてくれていて。

現地のコミュニティがあって、周りとのつながりができたからっていうのは大きいですね。


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(写真:EASTDOCKコミュニティの様子。一時的にマスクを外して撮影いたしました^^)

高浜:そうですね。あとはお金の面ですね。引っ越しどれくらいかかるのかとかは考えました。そこも、稲取に来てから現地の方をご紹介いただいて、安く家具付きのアパートをお借りすることができました。それがありがたすぎて、そのおかげでいけました。そういう意味では最初のハードルはすごく低かったです。

ひぐち:様々なハードルは、現地の方々の協力によって解決できたんですね。
では、最後に、そんな高浜さんが3拠点生活の経験を経て、今後ワーケーションしたい人に伝えたいことはありますか?どんな人に向いていると思いますか??

高浜:絶対したほう良い。まずするって決めよう!(即答!!!)

リモートで働ける人で、都会での生活が窮屈に感じる人、都会にいてなんか元気が出ないとか、窮屈だとか、孤独を感じるとか、いろいろあると思うんですけど、そういう人たちこそぜひ来てほしいなと思います。こっちは開放感があって、人とのつながりも深いので。あとは、自然との営みを何かやってみたいと思っている人。

ひぐち:たしかに!東伊豆は海と山の間にある町なので、自然の営みを始めやすい環境だと思います。EASTDOCKの前の堤防ではいつも釣りをしている方がいらっしゃいますし、畑も市民農園があって簡単に借りることができますもんね。

高浜:そうだと思います!
あとは、相談してくれたら何とでもなりますよっていう話だと思うんですよね。
都会には、ワーケーションしてみたいけど、まだできないなって思う人たくさんいると思うんです。出来ない理由は、やっぱり宿泊代の心配や、行った先で誰かと仲良くなれるんだろうかとか。なんにせよ相談してくれれば、地方はネットには出てない抜け道があるじゃないですか。うち空いてるから泊まっていいよ~とか、じゃあ誰々紹介するよ~とか。都会であれば目に見える、明らかなサービスを受ける形になるから、目に見えないものがあるって信じられなかったりすると思うんです。一方で、地方は表に出ている情報が少ないだけで、実際都会でサービスとされるものがたくさん存在している。だからこそ、相談してくれればなんとでもなると思うんです。


ひぐち:そうですね!現地にいる私も、周りと協力しながら、EASTDOCKの仲間たちを増やして、より自然に近い東伊豆暮らしを実現していきたいです。
今日のお話で、私もここでの移住生活の可能性を再確認することができました!
今後もいっしょに東伊豆町を盛り上げていきましょう^^本日はありがとうございました!


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