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抵抗勢力をどう理解するかを考えてみた

新しいことに取り組もうとすると抵抗勢力が生まれることがあります。
今回少し気付きがあったので、なぜ抵抗勢力が生まれて、どう理解したら良いか、私なりの考えをまとめてみました。

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抵抗勢力となる人・場合

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新しい取り組みに「反対意見をもつ」だけでは抵抗勢力にはなりません。
どんな場合、抵抗勢力になるのでしょうか?
私が考えたのは下記2パターンかなと。

・取り組みに影響力のある人が反対する
・反対する人の数が多い

今回「取り組みに影響力のある人が反対する」場合どう向き合えば良いか、わかったことがあったのでこちらについて書きます。

向き合い方

影響力のある人が取り組みに反対している場合、どう向き合えばいいのでしょうか。
「出来るだけ関わらないような取り組み内容を考える」「説得する」などやり方はあると思います。
私は新しいアイディアを出すのも説得するのも苦手なので、まず本当に抵抗勢力なのか?を疑ってみました。(勘違いであれば良いなという思いもある・・)意見だけを捉えると「反対意見」ではあるけれど、もしかしたらちゃんと取り組み内容を理解してもらえていなかったり、逆に私が彼らの理解を出来ていない部分があるかもしれないと思いました。

相手について2つの理解をする

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そこで本音を聞くために必ず一対一で話をしました。ここは説得する為でなく、理解をする為です。でもまず話をする前に、相手について2つの理解をすることが大切だと思いました。

・意見の理解・・頭の理解
・背景の理解・・心の理解

【意見の理解】・・頭の理解
自分の意見は脇に置いて、必ず抵抗勢力側の「否定側」で理由を考えます
ディベートの感覚です。割り振られた「肯定派」「否定派」の意見で立論を行う、あの感じです。
「なんで否定するんだろう?」でなく、「否定するだろうな、もちろん」という前提で考えると理由がたくさん出てきます。
そうなると「あぁ、まぁ否定するのもわかるな」と相手に優しくなれます。

【背景の理解】・・心の理解
「否定」をする根拠は何か。これは相手の文脈を想像します。どのような経験をしてきて、どのような苦労があって今のポジションにいるのか。そこから「否定」をするのはどのような感情からなのかを想像します。恐怖なのかもしれないし、寂しさかもしれない。何か別のものへの怒りかもしれない。

このどちらの理解も大切だと思います。
意見の理解をしてそれを説得しようとする「反発」されるし、背景の理解だけでは共感するだけなのでPJが前に進みません。必ず2つセットで理解するようにします。そして相手が作った対立構造に絶対のらない為にもこの理解は必要だと思います。
そして私の場合は、、すぐにでも自分の思いを伝えたくなるのでメールで先に伝えてしまうこともあります。

一対一で話す

一対一で話をします。「意見の理解」と「背景の理解」を忘れずにしっかりと話を聞きます。話をきいていくと、抵抗する真の原因がわかってきます。例えばPJ以外のこと(会社や組織)に不満や憤りがあったり、PJの内容でなく進め方に納得がいっていなかったり、理解に不足があったり。真の原因がわかれば、それに対して自分が何が出来るかを考えます。(ここはPJとは関係が無いことも)そして目指すビジョンは一緒だということ、協力してほしいということを伝えます。

私は苦手だなと思う人こそ、自分からアクションを起こすことを意識しています。「苦手」の段階では、まだ完全に相手を理解出来ていないし、勘違いしていることもあるからです。あと、自分から動いた方がコミュニケーションの舵をとりやすい・・。。
とは言いつつも、まだまだ私も修行中です。自分の仕事は一人では出来ないことばかりなので、出来るだけ多くの方に助けてもらう為に相手をどう正しく理解して、自分を理解してもらえるかは重要課題です。




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