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アメリカの朝食の王道、シリアル

これ、ぜーんぶシリアル!

タイトル上の写真は、私がいつも食料品の買物をしているスーパーのシリアル売り場です。アメリカならではの、広ーいスーパーの通路一面が、シリアルで埋め尽くされているのが分かるかと思います。映画やテレビドラマの中で、シリアルの箱からシリアルボールと呼ばれる器に、手慣れた様子でシリアルを入れ、牛乳をかけてハムハムするアメリカ人の姿を見た記憶がある人も多いことでしょう。基本的に、朝はパン食だった私の子供時代を思い返すと、シリアル=コーンフレークで、めったにないことだったせいなのか、なぜか特別感があったものです。食事にしては、どこかお菓子っぽさが漂いますしね。
でも、ここアメリカでは、職場の休憩室でさえ、おもむろにシリアルの箱を手に登場し、ハムハムし出す従業員の姿も見かけるほど。特別感のカケラもありませんが、私の目はついつい釘付け(笑)。それだけ、シリアルはアメリカの食生活(朝食)に馴染んでいるということなのです。
ということで、今回は、数あるシリアルの中から、私のお気に入りをいくつか紹介したいと思います!

① Honey Bunches of Oats

アメリカにいると、何かの味や香り、または触感が「〇〇〇 (シリアルの名前) みたい」と、知っているを前提に表現されて会話が進むこともたびたび。その会話の流れに乗るためにも、そして単純に私の好奇心からも、日頃からいろいろな種類のシリアルにトライしています。そんな私の今のところの一押しシリアルは、なんといっても「Honey Bunches of Oats」。内容はというと、自然な蜂蜜の甘さのグラノラ(今流行りのオートミールが原材料)、サクサクのコーンフレーク、歯ごたえのある全粒小麦フレークがベースのシリアルです。アーモンドなどのナッツが入ったバージョンは更においしい。優しい甘さと程よい噛み応えが◎。牛乳はもちろん、ヨーグルトと食べてもおいしいですよ。あきらかに子供をターゲットにしているカラフル、または甘みたっぷりのシリアルと比べると、ヘルシー感があるのも推しポイントです。

Lucky Charms

お次は「Lucky Charms」。これはいかにも子供が好きそうな、カラフルでかわいい系のシリアルです。割高にはなりますが、アマゾン日本から購入することもできるみたいですね。内容は、マシュマロ入りオーツ麦シリアル。マシュマロにはカラフルな色がついていて、馬蹄や流れ星、虹のようなラッキーチャームの形をしています。サクサクのオーツ麦シリアルに混ざったマシュマロの歯にきしむような触感が、軽いヤミツキになります。見た目がかわいのも、もちろん◎(子供か?!)。不動の人気のせいもあってか、安売りされていることもあまりない印象。そこで私が購入するのが、いわゆるプライベートブランドの同商品。「ラッキーチャーム」という名前こそ名乗っていませんが、同じ内容がお手頃価格で手に入ります。ほんのりと甘いので、甘いモノが欲しい時のお菓子代わりにつまむことも。気休めにすぎませんが、ヘルシーかな?なんてね…(笑)

⓷ Frosted Wheats

続いては、いろいろなブランドから同じような商品が出ているようですが、要は小麦のシリアルにアイシングシュガーがかかったタイプのシリアルです。アイシングがかかっているとはいえ、食べ応えと体に良さそうアピールは結構強め。口の中の水分を持って行かれる感は増しますが、私は牛乳なしで食べるのも好きです。食べ応えがあるし、割れづらいので、非常食的に持ち歩くこともできますよ。日本ではあまり見かけないタイプのシリアルなのではないかと思いますので、イメージが浮かばない場合は、是非、上のリンクをクリックしてみてくださませ~。

④ Rice Krispies

次は、牛乳をかけて食べるよりも、王道レシピが立派に独り立ちしている「Rice Krispies」。他のシリアルも、改めてホームページを見てみると、それぞれにおすすめのレシピを紹介しているのですが、この「Rice Krispies」のオリジナルレシピほどアメリカで知名度の高いものはないでしょう。シリアル自体は名前の通り、お米が主原料。そして、アメリカで超有名なオリジナルレシピはというと、マシュマロを溶かして、シリアルと混ぜ、それを押し固めて、食べやすいサイズにカットするというもの。出来上がりは、雷おこしの洋風版って感じになります。オーブンいらずで簡単に作ることができるので、小さなお子さんと一緒に作るのもいいですね。お菓子作りが苦手なママさんでも、失敗なくできるはず。
とにかく「Rice Krispies」といったら、このマシュマロを使ったひと手間バージョンが定番中の定番で、牛乳をかけて食べている人のイメージは全くないほどです。

All-Bran

最後は「All-Bran」。これは日本にもありますね。食物繊維がたっぷり入った、超健康的シリアルです。繊維感の強さと、淡白な味わいのせいか、個人的には、ワクワクして食べるイメージがなかったのですが、おいしく食べる簡単な方法を見つけました!チョコレートを溶かして「All-Bran」と混ぜ合わせ、それを一口サイズに固め直すと、ザックザクの触感がたまらないヘルシーなチョコレートスナックができあがります。歯ごたえが抜群なので、食べ過ぎることもなく、無理なくおいしく食物繊維がたっぷり。
是非、お試しを~。

アメリカ食生活の一端を担う「シリアル」

最後に、日本の朝食とアメリカの朝食を比べてみようと思います。

日本の「おにぎり」にあたるものは、アメリカでは「ドーナツ」。
持ち運びに便利だし、差入れにもよく登場します。

日本の「白いご飯にお味噌汁、納豆に焼き魚」にあたるのは、アメリカでは「スクランブルエッグにカリカリベーコン、トーストにジャム」。
いわゆる、「ザ・朝食」ですね。

となると…
アメリカの「シリアル+ミルク」にあたるのは…???

そうだ。
「卵かけご飯」だな。
ご飯に卵をかける、シリアルに牛乳をかける。ふむ、あながち。
最近の日本では「卵かけご飯」がかなり見直されているようで、「卵かけご飯」専用の醤油があるとか、専門店があるなどという話も聞こえてくるので、その点では多少のズレはあるものの、簡単にササっと食べられる朝食メニューとして、近いものがありませんかね?



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