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作文の先生になるには? 作文教室を始めるために必要なこと

福岡&熊本の作文教室サードプレイス主宰、まちか先生です。子ども達の身近な習い事として、全国に作文教室が広がったらいいなって思ってnoteやってます♡

働き方のひとつとして、作文教室の先生を視野に入れている方のために、具体的なヒントをお届けしたいと思ってこの記事を書くことにしました(^^)

わたしが辿った道そのままではなく、個人で各種習い事のお教室をされている方々のお話や、教育系でフランチャイズ展開している事務局の方々など、これまで見聞きしてきたお話をもとにまとめました。参考にしていただけましたら幸いです♪


作文の先生への道① エリア内の作文教室を検索

手始めにやってみていただきたいのは、お住まいのエリアで作文教室があるかを調べること。検索していただくと分かると思いますが、塾のオプションとして作文や小論文が設定されているところがほとんどのようです。

作文コースや小論文添削オプションなどのメニューについて、どのように説明されているでしょうか? どういう人が何を求めて「作文教室_エリア名」で検索するのかをイメージしてみてくださいね。

作文の先生への道② 作文教室の場所を探そう

もし自分がやるとしたら……。作文教室を開催できそうな場所を探してみましょう。場所を意識すると、本気でやるぞってスイッチ入りますよ!

自宅→賃貸の場合、収入を得ることを許可された物件でしょうか?
レンタルスペース→設備や備品、レンタル料をチェック。
カルチャースクール→どうやったら講座を持てるでしょうか?
公共の施設→利用規約によっては商業利用不可のところも。

始めやすいところをピックアップしてみました。作文教室が軌道に乗ったら他にも展開できますが、まずはこれらを押さえるところから。その場所を使うためにはいくらかかりますか? 費用面も無視できませんよね。

作文の先生への道③ 教えるスキルはありますか?

どうやって教えますか? 教えるイメージはできていますか?

教員免許をお持ちの方なら、ある程度はイメージできるかもしれませんね。そうでない場合は、どのように教えるのか、教えるスキルを身につける必要があります。

<指導力を支えるものは?>
・教員免許があり国語等で教えたことがある
・塾講師の経験がある
・書く仕事をしている
・聞く仕事、伝える仕事をしている
・長年ブログを書いている
・文章を書くことが大好き

大きく分けると、こんなかたちでしょうか。コーチングやコンサルティングの分野から作文指導に興味を持つ方もいらっしゃいますね。共通するのは、作文に限らずなんでもそうですが、教え方の軸を自分の中に持つことです。

作文の先生への道④ 教材を準備しよう

これは前項③とも関わりますが、何を使って教えるかを検討する必要がありますよね。多くの場合、教えるスキルを提供するところは、教室で使う教材も提供しているようです。

・作文講師の養成コースなどで学ぶ
・既存の教室に弟子入りする
・自分のオリジナルメソッドを作る

どう教えるかは教材をどう使うかにも関わります。どういう作文教室にしたいかにも直結しますので、相性の良いところを見つけられたらいいですね。ちなみにまちか先生は、当時(15年前)作文教室はほとんど存在しなかったのでオリジナルで進めるしかありませんでした……。

ここで注意!

「教材? 市販の(作文関連の)テキストや問題集を使えばよくない?」と思ってしまった人。とってもとっても危険です。使用が許可されているのは学校など、非営利の教育機関のみです。個人経営の教室(塾)は許可されていません。詳しくはリンク先を読んでくださいね。

コロナ禍以降、浸透したオンライン授業についても気をつけるポイントがありますよ。

作文の先生への道⑤ ノウハウを身につけよう

これは前項③④とも関わりますが、作文指導のノウハウをどうやって身につけるか、ですね。わたしは数年かけて手探りでオリジナルメソッドを作りましたが、今は体系化されたノウハウを提供している企業や団体があります。そこで学ぶのが近道であり効率も良いのではないかなと思います。

わたしが作文教室を立ち上げたのは2012年で、当時ほかの作文教室を検索すると東京でされている宮川先生の教室くらいしか情報が出てこなかったんですよね。協働することは叶わなかったのですが、メールのやり取りはさせていただいておりまして、2014年に急逝されたとお聞きした時は耳を疑いました。

ここからは、作文の指導者になれるプログラムをお持ちの企業や団体をご紹介したいと思います。わたしはどことも関わりはないのですが、この記事を読んでくださっている方々が検討されるときの一助となれば幸いです。

https://babycoaching.net/baby-kids-lesson/dokushokansobun-shidosha/

↑サムネが出ない…

作文の先生への道⑥モニターのレッスン生に教えてみよう

どちらかの作文指導者養成コースで学ばれる場合は、運営元の方針に従う必要があります。⑤でリンクを貼った各所も、方針はさまざまです。コースを終了したらその組織のもと仕事ができるとか、終了後はフランチャイズで教室を運営できるとか、終了後は完全に個人の好きにやれるとか。いろいろなのでご確認を。

この項では、個人で動く場合を想定して書きますね。

市中の習い事には無料体験レッスンってありますよね。ネイルや眉毛サロンなどでは技術者研修としてモニター価格での施術をしていたりします。作文教室でも、自分で「やれる」と感覚をつかむまではモニター生徒にレッスンするのもひとつの方法です。

作文の先生への道⑦ 個人でやるかフランチャイズ等でやるかを決める

本格的に教室を開講する前にとても大切なこと。作文教室の運営を、どういうかたちでやっていくか検討しましょう。大きく分けると、個人でやっていくか、誰かの協力のもとやっていくか、この2つです。

どちらにしましょうか?
どちらにも一長一短ありますよね。

<個人でやる>
メリット:自分の裁量ですべて決められる、作文の先生としてのオリジナリティを出せる
デメリット:教材作成や営業などに時間を取られる、保証やサポートがない、責任は全て自分で負う

<フランチャイズでやる>
メリット:指導法や教材が提供される、相談できる相手がいる
デメリット:決まりに縛られる、自分を作文の先生として確立されたいなら埋もれ感を不満に思う可能性も

「どういう働き方をしたいか」にも関わってくる選択だと思います。わたしとしては、どちらのかたちであっても、日本全国に「作文教室」が広がって「通えるエリアにある教室から自分に合うところを選べる」ようになるのが、目指していることなので✨ たっくさんの方に作文指導者になってほしいなと思っています♡

作文の先生への道⑧ 作文教室の場所を予約しよう

②でお話しした、作文教室の場所を探そう!からつながっている内容です。②ではこのように ↓ 書きました。

自宅→賃貸の場合、収入を得ることを許可された物件でしょうか?
レンタルスペース→設備や備品、レンタル料をチェック。
カルチャースクール→どうやったら講座を持てるでしょうか?
公共の施設→利用規約によっては商業利用不可のところも。

これから始める人にとっては、「レンタルスペース」「公共の施設」が有力候補かと思います。自宅の場合、賃貸契約の場合は条件の確認が必要ですし他人が出入りするなら家族の協力も必須です。カルチャースクールで講座を持つためにはどうしたらいいか…というアドバイスもできますが、それは作文教室が軌道に乗ってからの話なのでここでは割愛します。

作文の先生への道⑨ 作文の体験レッスンの告知をしよう

場所と内容と日時が決まったら、いよいよ告知ですね♡

友人知人に知らせたり、SNSなどで発信したり。わたしが作文教室を始めた頃はmixiやFacebookがまだ力を持っていたので利用していました。告知用に新しくアカウントを作ってもなかなか見られないものですので、既にお持ちのアカウントでお知らせするところからだと思います。

ポイントは、地元密着。WEBは誰でも見ることができますが、あなたの教室には通えない距離にいる人が大半です。それならどう告知すればいいか…? となりますよね。資金が潤沢にあるなら、エリアを特定できる媒体に広告を出すこともできますが……。さあ、どうしますか? ちなみに個人でやっているまちか先生はこれまで広告費はゼロでやってきました。

先を見越して、SNSに作文教室用のアカウントを作るのもありだと思います♪  その場合、告知だけだと広がっていかないので、作文教室に関わる可能性のある人達にとって有益な情報発信をしていく必要があります。

作文の先生への道⑩ 常設教室につなげよう

通ってくださる生徒さんとの出会い、感激ですよね♡ その方のためにもお教えしたいけれど、生徒1人じゃ採算があわない……。

すごくわかります。まちか先生にもそんな時代がありました。でも、そこは腹をくくるしかないです。定期開催(曜日時間固定)で作文教室やりますと設定するしか、突破口はありません。生徒さんが集まったらやろう、は個人経営の教室だとなかなか厳しいかと思います。

教室が「ある」から、通うか通わないかの選択ができる。
あるかないか分からないものに賭けますか?
選択する生徒さんや保護者さんの立場になって情報は打ち出しましょう。

まちか先生も最初の1年は数名しか生徒さんがいなくて、レンタルスペース代と託児料(子どもが幼児と乳児でした)を払ったら、ずーーーっとマイナスでしたもん。でも、やるんだ!って決めてやりました。

だから、なんですが、マイナススタートじゃない作文教室のやり方をお伝えできたらいいなって思っています。マイナス状態でわたしが学んだことは何でもお教えできるから、滑り出しスムーズに作文教室の先生になってほしいなと。

わたしのメンバーシップ「作文講師コース」は、そのために設定しました。あ、これ、宣伝ではないですよ。わたし自身も、作文の先生が全国に広がるために何かできないかなって思っての布石です。誰か興味持ってくれーー!

作文の先生への道【おまけ】個人で運営されている作文教室

いっぱいあるよ!わくわく♡

ほかにも作文教室をご存知の方、ぜひ教えてください(^^)
リンクを追加します。
(今日検索してこんなにあるんだって驚いたわたし…)

あとがき&次回予告

作文教室も、他の習い事の教室運営と何も変わらないと思います。大事なことって普遍的なんだなって、この記事を書きながら改めて痛感しました。

この記事は、わたしのコンテンツ「作文講師になるためのロードマップ」の1記事として書きました。”なるまで”以上に、”なってから”もためになる情報をお伝えしていけたらいいなって思っています。

次回は「こんな困った人もいるよ!ノウハウ盗まれたときどうする?」「的な実体験記事でも書こうかなって思ってます♡(ハートマークつけるところか…?)楽しい話ではないかもしれませんが、自分を守るためにも、頭の片隅に置いておいた方がいいかなって。

ではでは!

↑ まちか先生のルーツを大暴露

↑ 手探りで作文教室を始めた流れが痛いほどわかります

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