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すぐに変わる!うまくいかない参加者同士のグループワークを改善するコツ

Zoomを使って会議やワークショップなどのイベントを開くとき、ブレークアウトルーム機能を使うことがあるかと思います。ところがいざやってみたら、あるグループからはたくさんアイディアが生れたけど、別のグループは話が脱線していた、また別のグループでは一人がずっと話していた、なんてことはありませんか?今回はグループワークの話し合いを促す一工夫をご紹介します!

1.ブレークアウトルームで顔合わせ

ブレークアウトセッションを作る目的は、
・少ない人数にすることで発言のハードルを下げる
・一人ずつ話してもらう時間がない中で、全員から意見を出してもらう
・少人数で対話を深める
ことでした。
実際にやってみると、進行慣れしている人や自発的に記録を取ってくれる人がたまたまいたグループははかどるけど、初めての人が多いグループはなかなか進まなかったりと、参加者の組み合わせによってグループの進捗がばらばらになることがあります。オフラインだと、最初から4~5人ずつ着席したりと、開始前から一緒にグループワークをする人の顔もわかりますし会話する機会もありますが、オンラインだと、参加人数が多いときほどブレークアウトルームに来たときが顔合わせになるので、本題に入るまでに時間がかかり進みづらい、ということがあるように思います。

ブレークアウトルームの作り方はこちら!
「Zoomの使い方~大⇄小のグループの行き来でコミュニケーションを促進する~」


2.進行係と記録係をお願いする

グループワークを促す工夫として、進行係と記録係をお願いしてブレークアウトセッションを始めてみましょう。進行係の人にはこれから話すことを共有したり、話をふったり、まとめたりすることをお願いし、記録係の人には生まれたアイディアや要点をメモ帳やチャットにまとめることをお願いします。まちごと総研が主催するワークショップでは、「名前のあいうえお順が一番早い人が進行係」「今日起きた時間が一番早い人が記録係」などと決めてブレークアウトセッションを始めるようにしています。

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役割分担することでグループワークを効果的に進めることできますし、お願いされた側も主体的に参加する良いきっかけになるように思います。
実際に私がワークショップに参加したときも、話を聞くだけのリスナー気分でいるよりも、役割をもって「他の人の意見をわかりやすく記録しよう」「どうやって進行すると効果的かな」と考えながら参加するほうが、参加された方とのやり取りを楽しめたり内容が頭に残りやすかったりしました。また、グループワークの成果を持ち寄って全員で話すときも、チャットの記録があると接続がスムーズでした。

みなさんも会議やイベントを進行するときには、グループワークが進みやすくなるよう参加者の皆さんに役割をお願いして始めてみてください!


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