モリンガが"スーパー"フードたる所以
スーパーフードなるものが流行っている。
栄養的に優れた植物性食品のことを指すらしい。
例えばキヌア、チアシード、などなど。
そして最近よく耳にするのがモリンガ。
モリンガ(Moringa oleifera)は、ワサビノキ科の木本植物。つまり木だ。
原産地はインドと考えられているらしいが、今ではアフリカやアジアの熱帯地域で広く栽培されているようだ。
主に葉が食用となり、種子も利用できる。
モリンガのすごいところは、ろくに野菜が育たない乾期に、青々と葉を繁らせるところだ。
4年前にエチオピアを訪れたとき、引率の教授からそう教わった。
「ワサビのような味がするから別名ワサビノキ」
「葉を油炒めにすると美味い」
「日本モリンガ協会という団体がある」
などなど、他にもモリンガ豆知識を色々と教わった。
そもそも木の葉っぱを食べるという概念を私は持ち合わせていなかったので、ぜひ一度食べてみたいと思った。
しかし残念なことにその希望は叶わなかった。
訪れた季節が雨季だったからだろう。
さて、カバー画像は2年前にカンボジアで買った乾燥モリンガパウダーだ。
首都プノンペンのオーガニックスーパーで見つけて衝動買いした。$3.75。
「ビタミン豊富」「血糖値を抑える」「老化防止」
などなど、パッケージには魅力的な文言が踊っている。
これが本当かどうかは、知らない。
本当なのかも知れないが、仮にそうだとしても、モリンガのスーパーな点はそこではないと私は思っている。
(そして未開封のまま、賞味期限切れを迎えてしまった……。)
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