佐藤万璃音がFIA-F2に参戦決定。

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嬉しいお知らせです。弊社マネジメントドライバーの佐藤万璃音が、FIA-F2選手権にフル参戦することが決定しました! チームはトライデント・レーシング・チーム。スポンサーはGOLDEX株式会社様です。

写真は、スポンサー契約をした際の記念撮影。向かって右側がGOLDEX株式会社の坂本和也代表取締役です。いつも応援ありがとうございます。

自動車レースの世界で最高峰といえば、やはりF1グランプリです。世界でたった20人のドライバーしか、毎年F1のシートには座れません。

そのF1へステップアップするための最後の壁が、FIA-F2選手権です。そのシートも世界でたった20人しか座れないですが、こちらはワンメイク・フォーミュラなので、F1とはまた違った難しさがあります。

F1は、マシンを製造する会社の戦いでもあり、ドライバーズ選手権とコンストラクターズ選手権があります。速いマシンに乗らなければ勝てない世界なのです。

そのF1にステップアップするためには、各種条件をクリアせねばならず、その中でも最もハードルが高いのが、連続する3年間で40ポイントを獲得せねばならないスーパーライセンス・ポイントというものです。

F1ドライバーになるためには、スーパーライセンス取得が必要です。そのスーパーライセンスを取得するには、FIA(世界自動車連盟)によって世界各国のカテゴリーが詳細に分類され、それぞれに獲得可能ポイントが定められた「スーパーライセンス・ポイント」を連続する3年間で40点以上獲得しなければなりません。

これが結構難しいのです。ある意味、意味不明なポイント設定ですから、全日本スーパーフォーミュラ選手権でチャンピオンを獲得しても、それだけではF1ドライバーにはなれないという面倒なシステムです。

こではFIAによって、かなりよく考えられたシステムで、F1を目指すドライバーはFIA管轄のFIA-F3、FIA-F2に参戦するのが、ポイント的に最短だということになるからです。

ちなみに、F1へのステップアップするために、FIA-F3選手権で2年間戦い、FIA-F2選手権で3年間戦ったとすると、いくらぐらいかかるかわかりますか?

FIA-F3が年間1億5000万円、2年間で3億円。FIA-F2が年間2億5000万円で、3年間で7億5000万円。トータルで10億5000万円です(汗)。もはや狂った世界としか言いようがありません。

そんな世界に、自動車メーカーの支援なくして挑むのは、狂気の沙汰としか思えませんが、我々RAMBLASは、あえてその道を選んでいこうと決意しております。自動車メーカーの支援が不要という意味ではないですが、自らの道を進んでいこうという決心です。

佐藤万璃音は昨年、ユーロフォーミュラ・オープン選手権でチャンピオンを獲得しました。そこで得られたスーパーライセンス・ポイントは15点です。残り25ポイントがF1ドライバーになるためには必要です。つまり、2020年FIA-F2に参戦して、シリーズ4位以内でフィニッシュすれば、F1スーパーライセンスが取得可能ということです。とても高いハードルですよね。

FIA-F2には、5年間しか参戦できないという暗黙のルールがあります。その中で、今年5年目の松下信治選手は経験値からも、チャンピオンの有力候補だと思います。また、レッドブルとホンダの育成ドライバーである角田裕毅選手も資金的な不安はなく走れる状況です。

佐藤万璃音は、そんな中で孤軍奮闘を強いられますが、1点でも多くのスーパーライセンス・ポイントを獲得して、なんとかあと2年でF1へとステップアップさせていきたいと考えております。

今日もバーレーンでFIA-F2合同テストが実施されていますが、先ほど終わったセッション6では、松下選手が5番手、佐藤万璃音が16番手、角田裕毅選手が17番手に続いていました。まだまだ先は長い戦いですが、経験値というのが、とても大切な世界なのです。

今シーズンのFIA-F2開幕戦は、F1第2戦バーレーンGPのサポートイベントとなっておりますが、このコロナウィルス騒ぎで中止の可能性が高そうです。

どうなることやらわかりませんが、ギリギリまでチケット購入をせずに頑張ろうと思っています(笑)。





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