一畑電車f381b540cf40b753b453bff23065a6bd_s

しまね発着、アートな旅のしおり(0号)

こんにちは、アートブロガーの町平亮といいます。
神奈川県生まれで、今は島根県民です。

帰省をするとよく展覧会に行きます。美術館めぐりでハシゴをすることもあります。

しかし、島根県ではよく行く県立美術館でも、高速道路を利用して車で1時間半以上かかります。一つ一つの美術館や博物館もそれなりに離れています。公共交通機関を使おうとしても、最寄りの駅から徒歩では大変そうだとなると、やっぱり車で行くか、となります。

都会は話題の展覧会も豊富で、アート鑑賞の環境が充実しているとつくづく実感してしまいますが、そんなことでいつまでもくよくよしていても仕方ありません。

美術館の数が少なくても、有名画家の展覧会が少なくても、地方でこそ楽しめるアート鑑賞があるはずだ、との思いから「しまね発着、アートな旅のしおり」のシリーズ連載を思い立ちました(巡回展が来ればもちろんうれしいですが)。

これまで、noteでは都内を中心にした展覧会の鑑賞レポートを書いてきました。それも今まで通り続けますが、この連載では西日本を中心に、特に山陰地方から中国地方、四国地方をメインに考えているところです。

ざっと、旅の目的地の候補をあげますと、

・山口県立美術館
2020/4/7~6/7で「ハマスホイとデンマーク絵画」の巡回。

・山口県立萩美術館
2020/4/25~6/21で「小原古邨と明治の花鳥画」

・丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
2020/7/11~9/27で「窓展:窓をめぐるアートと建築の旅」の巡回。

・岡山県県立美術館

・イサム・ノグチ庭園美術館(高松)

・地中美術館(直島)・豊島美術館(豊島)

・大原美術館(倉敷)

・平山郁夫美術館(尾道)

・and more

広島市内の美術館は島根から行きやすく、車で日帰りもできるので実際によく行っています。隣県の鳥取や山口の方が遠く感じるところがあります。ただ、島根も横に長いので住所地によって温度差はだいぶ違います。

2020年は「ひろしまトリエンナーレ」が開催されます。
瀬戸内国際芸術祭は既に全国的な知名度がありますが、イサム・ノグチ庭園美術館や地中美術館・豊島美術館など、現代アートの作品が屋内外で常設展示されている場所もあります。

どうでしょうか?
だんだん、ワクワクしてきませんか。私だけでしょうか。
これを書き続けることで、自分なりのアート鑑賞の厚みが増していきそうな予感がしています。
アートスポットにだけ特化した内容ではなく、旅行ガイドブックでもあり、地方におけるアートの楽しみ方の研究と実践でもあり、知識を積み上げるよりは経験や体験を通じた読み物にしていくつもりです。

最後までお読みいただきありがとうございます。
不定期連載ですが、どうぞ長いお付き合いを。
(見出しの写真は島根県を走る一畑電車です)

お立ち寄りありがとうございます。頂戴したサポートはアート活動を深めるために使わせていただきます。