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呉で勉強会スタート 〜小さな観光〜

 3月末にお袋から突然電話がかかり、東京済生会病院に親父が入院した、すぐにいってくれという内容。新幹線を利用して埼玉の案件の打合せに来た親父が改札で自身の不調に気づき、脳梗塞で即、入院。4月に同行し、実家に帰省し、一緒にいましたが、4月25日にまた別の部位で脳梗塞が起こり、呉でもまた入院、そして退院。会社のことや、家族のことを色々話し合いました。定期的に実家に戻る約束をしました。

 まわりの皆様にもご迷惑をおかけしました。その滞在の間に、昔からの商店街の友に会い、商店街の理事長にも会い、現状の呉の様子をヒアリングしました。

 定期で呉に帰ってくることも決まっておりましたので、呉市本通商店街振興組合の理事長内野さんと、商店街の実働部隊(青年会)代表の山本君と私で、活性化への勉強会をすることを約束。

今回は、二回目の勉強会。

一回目のヒアリングで、コロナの一般化(五類移行)で土日の観光客の増加を肌で感じているとのこと。平日の地元一般消費に関しては、お二人は一切触れない、やはり呉市の日鉄の高炉閉鎖は、飲食店の売上げや一般消費に大きく影響しているようで、いまは観光客増の良い面を、語ってくれます。

そこで今回は、大きな観光と小さな観光について、勉強しました。大きな観光(殆どの初呉体験はこちら)→次の来呉チャンス、小さくて深い興味(「艦これ」ファン、すずちゃんファン)→次の来呉、のジャーニーマッピングを簡単ではあるが共有しました。

多くの観光客は、とりあえず大和ミュージアム→鉄のくじら館の二カ所を回って時点で、10時開所→2時間から3時間経過。次に昼飯で1時間、時刻は3時近くになり、何かもう一つアトラクションを楽しめば、帰路につくということが予測できます。

 この大きな流れで、次回リピートしてもらう機会の創出が出来るか、を考えます。

 小さな観光というテーマで、ヒアリングすると、その殆どが呉市の駅(大和ミュージアム等があるエリア)から離れた旧市街地(いわゆる中心市街市)に集中してます。またその70%がストーリーのある飲食店で、いまでもツーリストリピーターが通うところが多いとのこと。

 ここで出てきた形は、必ず訪れる大和ミュージアムや鉄のくじら館で、まずは飲食店分かりやすい情報発信。そしてストーリーのあるディープな情報発信を行えば堂だろうかという話。

 もう一つは、飲食店との勉強会が必要。自分たちがお客様にとって、初めての呉人である事の認識をもって、ツーリストの対応が出来ているかなど、飲食店の心持ちの共通化が必要なのでは、という話合いになりました。

 私からは、情報発信のビジネスモデルの説明を追加でさせていただきました。(どの様に財源を集め、情報発信でどの様に売り上げていくか。)店舗を選んで載せるときに出る公平性の問題に対処するように、補助金無しの選択の話や、いま呉市の中央地区で考えているエリアマネジメントを行えるまちづくり団体(想定はまちづくり会社)の基礎にもなり得る事を話しました。

 次回は、小さな観光の種類と、それぞれの効果、またターゲット観光客の多層化を中期で目指すことの重要性について話すことになってます。勉強会が面白く、すぐに出来そうな事業の話からはじまり、多くの人にチャンスがあると思われたようで、人を集めて次回開催したいということになりました。

2023年6月 梶岡誠生


この記事は「結実計画会議」(A4の4ページの新聞)に掲載されています。その他の記事、またはnoteに記載されていない記事を楽しみたい場合は、https://ketsujitu.glide.page/ の「BackNumbers」から「バックナンバーが欲しい!」をクリックしてフォームで請求ください。時間はかかりますが、送付されます。



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