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Day20:みんな一緒、は無理だった

こんにちは、まちです。

今回は、わたしが「こうなればいいのになと思うこと」について。
教育現場や児童福祉のお仕事に携わった中で感じたことや疑問を交えながらお話しようと思います。

「みんないっしょ」はわたしには無理だった

わたしは大学を卒業してから4年間、音楽の教員として働いていました。
授業をする中でいつも悩んで考えていたこと。

それは「実技にしても鑑賞にしても、みんな一緒のことをする、教えるのは本当に難しい」ってこと。

もちろん、4年間しか経験していないゆえに、まだまだノウハウも経験も足りない、それでそういうこと言うのは違うぞと思われることもあると思います。

わたし自身もそれは感じていて、だからこそ学んだり、子どもたちのことを思い浮かべながら、考えて工夫して授業づくりをすることが大事だなと思っていました。

【思ったこと・感じたこと】
・授業づくりは終わりがない
 だからこそ良いところ・苦しいことがある
・わたしの場合、学校の規模の関係で音楽教員はひとりしかおらず相談する相手がいない。
・個人の自己研鑽にかかっている。

・教材(授業でつかうプリントなどや扱う内容そのものなど)が一律ってなかなか難しい
・一人ひとりの発達状況、それに対して見立てる力が必要性
・学年ごとの発達段階や、授業で扱う内容に対しての大体の指導法は書いてあるけど、細かな「こんなときどうする!?」を考える時間がけっこうかかる

つまるところ「個別支援で大きく授業は変わるよなあ」と感じたってことです。と同時に「ユニバーサルデザインの授業」だったり「だれにでも伝わる授業(指示の言葉や指導法)」をすることの必要性も学校教育だからこそ痛感しました。

一斉授業だけど、個別的な対応が各所に散りばめられてないと、クラスの中の全員に伝わる授業なんて絶対できない…とわたしは感じていました。
そして、その力はまだ私にはないなと無力感を感じることもありました。

そして思った「こうだったらいいのにな」

教員って人によっては「ひとりでの戦い」になりがち。
そして、学校の中にいるとなんだか視野が狭くなりがち(わたしの場合)

だから、こんなことを思いました。

1、学校外に気軽に授業や生徒指導について相談できる環境があればいいな
2、自分が知りたいこと、困っていることに特化した情報を手軽に手に入れられたらいいな
3、子どもの発達段階や発達特性についてもっと知る機会が増えるといいな
4、学校教育の中で「選択の自由や楽しさ」を感じられる機会が増えるといいな
5、学校外のサードプレイスなどで、学校で実現が難しいことを補完できる場所がどの地域にもあれば素敵だなあ

これらは世の中にすでに存在しているサービスや情報発信・それについて書いてある本はたくさんあると思います。
ただ、5でも書いたようにリアルの場だと地域によって得られるサービスに差があったり、そもそもそういったサービスがあるということも知らないまま悩み続けている人もいるんじゃないかなと思ったり。

みんなが100%のちからを出せたら?

子どもたちと接する中で、感じたことがあります。

「もし、目の前にいるこの子が自分が持ってる本来の力を100%出すことができたらどうなるんだろう。

そして、それがクラス全員、学校全員、日本にいる子どもたち全員、世界の子どもたち全員と広がっていったら、世の中ってもしかして大きく変わるんじゃないかな」

人が自分のもっている力に気づいたり、引き出すためには必ず外部のちから(環境だったり人からの影響だったり)が必要だと思います。

それをすべての子どもが自分にあった方法で得ることができたら。そして、自分自身で自分を伸ばしていくことができたら。

なんだか、何かが大きく変わるんじゃないかなと思いませんか?

ただ、世の中には本当に様々なことが起きていて、自分のちからに気づくことないまま、そんなものあるはずないと途方に暮れている、それが自分だしそれでいいと、そのままがいいと思っている子どもたちもいる。

まずはそんな気持ちもそのまま認めることが必要だと感じます。その上でわたしは、、

いろいろな背景をもつ、考え方、感じ方をもつ一人ひとりの子どもたちが、たった少しでも、なんかちょっと生きるのが、なにかに挑戦するのが楽しいかもと思える。そんな気持ちになれるような手助けがしたい。そのための環境づくり、きっかけづくりがしたいと思うようになりました。

「こうだったらいいのにな」を実現したい

そのために、1〜5のこうだったらいいのになを自分なりの形で、まずは狭い範囲で実現していくために行動していきたい。

そのプロセスの記録として、このnoteの場を借りようと思います。

これからビジョンを描きながら具体的な何かにできるように、まずは毎日このnoteを書き続けたい、そこからがスタートだと考えています。

誰かに、伝わると嬉しいです。
また明日!

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