見出し画像

朝靄に 消えゆく背中 みつめては 君に差し込む 光に願う【詩】





走りだす背中が

遠くの
遠くに

霞んでいく


さきほどまで
ここにあった ぬくもりは

冬の風が 
わがままに 
吹き消してしまった



穴の空いた 心だけが
無気力に 立ち尽くす


ふたたび
ぬくもりが宿るとき

私の心は躍るだろうか



応援/詩/俳句/


この記事が参加している募集

#とは

57,996件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?