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長月の明かり金木犀【詩】




金木犀の花が 咲いた

秋のはじまりである



ちいさな花たちがあつまると
美しいオレンジ色のアーチとなる

その甘い香りに
秘めた想いを とじこめ 

来年を待つ



金木犀の花が咲くころ
ふたたび その 燃ゆる想いに

今をみつめる


金木犀の花たちが
秋風に乗って
くるくると 舞い


そして 

合わさる手のぬくもりのなかで
ずっと ずっと 笑っている 





詩/金木犀/懐かしさ

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