企業のデジタルシフト
年末にかけて医療機関にかかる機会があり、マイナンバーカードを使用しました。デジタル化に対して賛否両論ありますが、私は大きな方向性としてデジタル活用には賛成です。
私はデジタル人材やマーケティング人材の即戦力を採用ではない形で企業にご案内するサービスを事業展開しています。中途採用が難しくなってきている中で、デジタルやマーケティング関連の即戦力人材は本当に希少です。私たちの事業は、企業のデジタルシフト支援という言い方も出来ます。
デジタルシフトとは、企業が現在アナログで行っている業務や商品・サービスをデジタルに移行する一連の取り組み、結果として起きるビジネス上の変化を指します。社会自体が急速にデジタル化している昨今、デジタル化が消費者ニーズとなっているため、デジタルシフトはあらゆる企業にとって避けては通れないものとなっています。
デジタルシフトに似た言葉にDXがあります。DXは企業がビッグデータやAI、IoTなどのデジタル技術を活用して、業務プロセスを改善するだけでなく、製品やサービス、ビジネスモデルそのものを変革し、組織や企業文化をも改革して競争上の優位性を確立することを指すので少し違いますね。
例えば私たちの日常でも、スマホで物を買ったり、旅行を予約したり、友人や家族と音声ではないコミュニケーションを取ることが当たり前になっています。一昔前では考えられなかったことですが、デジタルは本当に生活に欠かせないものとなりました。
日常で起きている変化は当然ビジネスの世界でも同様に起きています。企業側もデジタルシフトやDXに取り組んでいます。例えばリモートワークもその一つだと思います。いわゆるホワイトカラーの業務にあたるマーケティングやDX領域にはデジタルシフトが非常に重要です。
最近、リモートワークから出社への回帰のニュースが多いようですが、そもそもリモートができない業務も多いようです。リモートがしやすいホワイトカラーに当たる事務系の業務は、全業務の1/4程度という統計もあります。実際にはフル出社ではなくリモート併用のハイブリッド勤務を採用する企業が増えており、それだけでも大きな変化です。
マイナンバーカードに反対する人たちは、無意識にデジタル化やDXに反対しているのかもしれません。現状維持を望む人はいつの時代でも多いのではないでしょうか。人類の歴史は進化の連続です。江戸時代や明治初期と比べて人々の生活は大きく変わりました。私が生まれた昭和の時代と今もかなり変わっています。これからも変わり続けるでしょう。
これからの世の中にデジタルシフトやDXは必須です。私たちは事業を通じて企業のデジタルシフトを支援し、未来の働き方を共に考えていきたいと思っています。