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僕がコーチングをはじめた理由

こんぶ( @pressedkonbu )です。最近コーチングを勉強し始めて、3人のクライアントを相手にコーチングを実践してみました。

ですが僕のフォロワーさん界隈では、コーチングがまだ耳馴染みのない概念のようで、きちんとコーチングとはなにかについて、まとめる必要があるなと感じ、このnoteを書いています。

コーチングとはなにかについては、おそらく近日中に、こばかな( @kobaka7 )さんが丁寧にまとめてくれるのですが、自分の言葉で語るのも大事なことだよなあと言い聞かせて書いてみます。

興味を持つきっかけ

大もとのきっかけは、メモちゃん ( @kobaka7_memo )のツイートを見たことで、それまではコーチングのコの字も知りませんでした。

こういうツイートを見て、コーチングに興味がわき、自分でも勉強してみたいと想うようになったわけです。きっかけをくれたメモちゃんありがとう。

そもそもコーチングとは

僕が初めに読んだコーチングの本は「コーチングの基本」でした。(改訂版がでるらしい...買いたい...)

この本によるコーチングの定義を引用すると、

コーチングとは、対話を重ねることを通して、クライアントが目標達成に必要なスキルや知識、考え方を備え、行動することを支援するプロセスである。

とのことです。

あまりピンとこない人もいると思うので、自分の中で噛み砕いた定義も載せてみます。

コーチングとは、コーチが対話を通じてクライアントの気づきを促し、クライアントが理想の状態へ成長するためのエンジンを搭載する試みである。

こっちの方がピンときませんね。

コーチを聞き上手な相談相手だと考えると、分かりやすいかもしれません。

友達に困りごとを相談するとき、相手が聞き上手だと、ついたくさん話してしまいますよね。それで、友達はただ聞いてくれていただけなのに、いつのまにか相談している本人が、勝手に納得して、困りごとを解決する糸口まで発見してしまう。こういった経験ってありませんか? 

コーチングは、このときのプロセスに似ていると思っています。

つまり、コーチが上手な聞き役となることで、クライアントが無意識に抱えているもやもやを引き出し、整理していく。その課程で、クライアントがみづから解決の糸口を見つけ、最後には誰に言われるまでもなく、進んで解決に向かって行動する状態になる。

このように捉えてもらえれば、分かりやすいかなと思います。

無意識を顕在化し自己矛盾を解消する

わたしたちはよく、自己矛盾を抱えて生きています。たとえば、「英語を話せるようになりたいなあ」という願望はあるけど、それを達成するための努力はひとつもしていない、などです。けれど、こういった矛盾しているように見える思考と行動は、しっかりと無意識を掘り下げることで、その矛盾が解消されることがあります。

英語の例を引き続き使わせていただくと、クライアントは無意識下で、本当は英語なんて話せなくてもいいと想っているのかもしれません。ただ漠然と、これからの時代、英語を話せなくてはいけないという知識だけがあり、その知識が、いつのまにか意識を支配していたのかもしれないのです。

本当に英語を話したいと思っている場合でも、なぜ自分が英語を話せるようになりたいのか、その真の理由が、無意識の底に沈んでいただけということがあります。真の理由を顕在化させることで、モチベーションが高まり、英語を習得するための行動を始めるかもしれません。

答えは相手の中にある

ここまでの説明で気づいた方もいると思いますが、コーチングでは、コーチがクライアントに対して、「こうしろ、ああしろ」と指示することは、ほとんどありません。こういったアプローチの根底には、クライアントが解決したいと感じている課題そのものも、その課題の解決方法も、すべてはクライアントの中にあるという考え方があります。

そもそも人は、他者からやれと命令されても、高いパフォーマンスを発揮できません。人が何か大きなことを成し遂げるとき、そこには必ず、本人の強い意志があるはずです。

コーチングではクライアントが心の底からやりたいと思えるwant toを見つける手助けをします。当然want toはコーチの中にはなく、クライアントの中だけにあります。こういった価値観があるからこそ、コーチは一方的な指示を避けるのです。

want toに向かう人の尊さ

自分のwant toを深く理解して、そこに突き進んでいる人は、とても輝いて見えます。僕はそういう人が大好きです。want toに向かって生き生きと躍動する姿を見ると勇気が湧いてきます。

僕にとってのコーチングの魅力

「誰かに影響を与えたい」という強いwant toが僕にはあります。しかし、「こうなるべきだ」という理想の押しつけをしたいわけではないとも感じていて、そこに自己矛盾がありました。

なにか変わりたいという漠然とした思いを抱え、くすぶっている人がいます。その人が、誰に言われたわけでもなく、本人の「やりたい」という思いだけで突っ走るように成長する。そのための手助けができれば、それは間違いなく、その人に影響を与えたことになるなと思ったのです。

そしてそれは、自分の理想の押しつけにもなっていません。

僕にとってのコーチングの魅力はそこにありました。

多くの人が、自分のwant toを顕在化させ、生きてるように生きることを願っています。



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