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(祝)フリーランスの演奏家が今さらながら開業した話

本日、「開業届」なるものを提出しました。

税務署に!

というわけで今さらながら開業しました!

わ〜!なんだかおめでたい!


なぜ今開業したのか

えーと、自分で見出しを書いておいてアレなんですが...

ただ知らなかったのです。

演奏家が演奏活動することになにが必要かなんて考えたこともありませんでした。

ただ頂いたお仕事に真摯に取り組む。

「たくさんの人に音楽を届けたい」

「自分の演奏を聴いて何か感じてほしい」

「バスクラの音をいろんな人に聴いてもらいたい」

そんなことを思って活動してきました。

が、知ってしまったのです。

「開業する」ということを。

開業したきっかけ

いつだったかフリーランスの確定申告について書かれた本を買ってみたことがありました。

毎年の確定申告をよくわからずに「とりあえず申告」していたからです。

「とりあえず申告」

「なあなあ申告」

「出さなきゃいけないらしいから出す申告」

なんでもいいですが、

とにかく自分の中では全然「確定申告」ではありませんでした。

私はフリーランス演奏家としてどう確定申告に向き合うべきか?のヒントを求めて本屋で何冊か立ち読みし、購入しました。

しかし世間では、

フリーランス=デザイナー、ライター、プログラマー、カメラマン等

として書かれている場合が多くて、

読んでもいまいち「演奏家な自分の場合はどうしたらいいか?」がわからなかったんですよね。。

そんな私が、一冊の本に出会ってしまいました。


それは今年も確定申告の時期が迫り来ることに怯えていたある日......

twitterで流れてきた投稿に目が止まりました。

「フリーランス音楽家のための確定申告・税金ガイド」的なことが書かれている本の紹介。

リンク先にとんでみると

「音楽家、指導者、フリーランスのための確定申告・税金ガイド オンカク」という本がありました。

演奏家のための...

指導者のための...

フリーランスのための...

......これは私のための本だ!

即購入しました。

(マーケティングのターゲット感が半端ない笑)

こちらです↓

こちら「オンカク」という本は、

「源泉所得税とは?」

という「そもそも」から知ることができます。

主人公・りさと税理士・くりさんの対話形式で進められ、

演奏家に実際にあるような例をたくさん盛り込んでくれているので「あるある感」がすごい。

確定申告における白色申告・青色申告の違いや、

確定申告書の書き方、

開業届、青色申告承認申請書の書き方、

知らないと損をする経費について、

帳簿の作り方......などなど。

私にとっては知りたかったことだらけ!でした。

今まで確定申告していたものの、

よくわからずに「白色申告書」を提出していましたが、

この本を読み、「青色申告に変えたい!」と思ったことがきっかけです。


なぜ開業する必要があるのか

「オンカク」を読み、

青色申告の方が手間はかかるがかなりお得、と知りました。

青色申告といえば、

農業をやっている叔父が「大変だ」とぼやいていたいたうっすらとした記憶が...。

やるのか、自分も。

音楽以外の大変なことはなるべくしたくない。

が、余裕のない生活。損はしたくない。

するか。青色。

響だけはいい。青色。


白色から青色に変えるためには、

「開業届」を提出する必要があります。

要は事業を始めた人は「事業をはじめました〜」と国に申告する必要があるんですね。

これ、私は先に紹介した本「オンカク」を読んで初めて知りました。

音楽家も「開業届」を提出する...

私って「開業」してたんだ......驚

いかに今まで音楽のことしか考えて来なかったかがわかります。

無知。

無知の極み。

まぁへこんでいても仕方がない。

レッツ開業!

ということで開業しました。

開業届提出の手順ざっくり

まず、開業届なる書類を手に入れます。

こちらの国税庁HPからダウンロードし、印刷します。

PCからの記入もできるようですが、

私はうまくできなかったので印刷し、手書きしました。

屋号についてはいい名前が思い浮かばなかったので、

次の確定申告までにゆっくり考えようと思います。

(屋号は次回の確定申告書に書けばそれが反映される)

そして、同時に青色申告承認申請書を提出したいので、

こちらもダウンロードして記入。

印を忘れずに。

私的ポイントは

「税務署に持っていく書類は二枚印刷し、自分の手元に控えが残るようにしておく」

これ重要みたいです。

開業届は控えが別に用意されているので、ダウンロードの際に勝手に2枚(提出用と控え用各一枚ずつ)ダウンロードされるのですが、

青色申告承認申請書はダウンロードの段階では控えは入っていません。

私はうっかりしていて、まんまと青色申告承認申請書の控えを印刷せずに行きました。

念の為、提出したその場で書類の写真を撮らせてもらい、帰ってから印刷し、控えにしました。。(スマホでスキャン)


いざ税務署へ

税務署なんて確定申告提出時にしか行ったことない。

しかも今まで神奈川県民だったのが

東京都民になりまして。

都民になって初めての税務署訪問(?)。

そして久々の外出。

なぜか税務署へ行くためだけに化粧をし、お気に入りのワンピースを着ました。

一歩外へ出ると初夏を感じさせるあたたかさ。

自粛している間に完全に季節が移り変わっている〜!

新緑と満開のツツジを目で楽しみつつ、

青空の下を歩けることに感謝。


googleマップを頼りに税務署の建物を発見。

中に入ると、今年の確定申告書がドバーッと置かれていた。

確定申告は4月17日以降も申請できるようになっているので、

コロナの影響でまだ提出できていない人がすぐに書類を取っていけるように、なのかな?

総合受付で番号をもらい、

ソーシャルディスタンスが配慮され並べられた椅子に座って少し待ち、

(椅子の数が少なかったので、立って待っている人も何人かいました)

窓口に呼ばれました。

書類のわからないところは未記入にしておいて、

窓口の方に質問しました。

税務署の方は親切に教えてくださり、

無事に開業届と青色申告承認申請書を提出することができました!

おめでとう自分!


慣れない書類の記入と提出に付随する緊張でつかれましたが、

気持ちはすっきりしました。

これから「音楽事業家」としての自分がいると思うと、

いままでと覚悟が違うのか、

身が引き締まる想いです。

(ついでに身体も引き締まってほしい)

帳簿地獄は始まるのか

無事開業&青色申告承認申請書が提出できたので、

今年分の確定申告から

青色!

「大変」な青色!

こつこつと帳簿をつけることができるのか。

ずぼらな自分との戦いが始まります。

あまり身構えずに、

が、がんばるぞっ...!


そんなこんなで私の開業届提出体験記でした。

今まで仕事仲間と確定申告や開業届について踏み込んだ話をしたことがないので、

どれくらいの人が知っていて、知らないのか全然わかりません。

なのでだれかの参考になるのかどうなのか全くわかりませんが、

自分用メモを兼ねて記事にしました。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。


今日の感想

青色申告承認申請書

青色申告承認申請書

青色申告承認申請書

タイピングがドS。


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「演奏を通して日々の成長を楽しむ」

音届(おとどけ)音楽教室 岩村麻里子

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