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鉄鋼3社・石油元売り3社は業績好調、重工は明暗分かれる

【エネルギー系の決算は業績が好調】

鉄鋼3社の第1四半期決算は純利益が3社とも増益でした。
日本製鉄は純利益が42.5%増益の2309億円と四半期ベースで過去最高、JFEホールディングスは純利益が35.3%増益の838億円、神戸製鋼は純利益が11.2%増益の210億円でした。
値上げや原材料高を背景に在庫評価益が利益を押し上げましたが、今期業績予想は円安の影響で3社とも減益見通しを示しています。

石油元売り3社の第1四半期決算も構造としては鉄鋼と同じです。ENEOSホールディングスは純利益が2.3倍増益の2213億円でした。この日、杉森CEOの辞任が発表されました。出光興産は純利益が2倍増益の1793億円、コスモエネルギーホールディングスは2.8倍増益の775億円でした。
原油高を背景に在庫評価益が利益を押し上げました。

INPEXの決算にも注目してみましょう。
8日に発表した第2四半期決算は営業利益が2.6倍増益の5844億円、純利益が3.5倍増益の1844億円でした。
今期業績予想も上方修正しました。
売上高は75.3%増収の2兆1820億円、営業利益は91.8%増益の1兆1330億円と前回発表より2090億円引き上げました。純利益は56.9%増益の3500億円と500億円引き上げました。ただ、市場予想は営業利益が予想を下回りました。
期末配当予想は3円引き上げて1株30円としました。12日時点の配当利回りは3.97%となっています。株価収益率は5.99倍、株価純資産倍率は0.56倍ということで業績好調ながらも割安となっています。バリュー株投資には妙味はあると考えますし、1200億円を上限とする自社株買いも発表したので、個人的には期待したいですね。

業績は好調ながらも、今後の世界情勢次第では業績引き下げ要因にもなりうるので、石油元売り各社は慎重な見方を示していますが、石油開発各社は業績を上方修正するなど、今後の原油相場の見方はさまざまです。
足元の原油価格は先日、NY原油先物が一時1バレル87ドルをつけるなど原油安となっています。

【重工3社は明暗分かれる】

重工3社の第1四半期決算は明暗が分かれる結果となりました。三菱重工業は純利益が52%増益の191億円、川崎重工業は純利益が52%減益の54億円、IHIは純利益が40%減益の84億円となりました。

三菱重工業は石炭火力事業の縮小で欧州拠点でのリストラ費用が嵩んで営業利益は減益だったものの、円安効果による為替差益が寄与しました。

川崎重工業はボーイングに部品を納入できなかったことが響いたり、原材料費や物流コストの上昇で利益を圧迫しました。

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