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「キリ新」電子版 2024年6月1日付(メルマガ 第212号)

 みなさんの教会に対外的な掲示板はありますか? そこにはどんな情報を掲示していますか? プロテスタント教会の多くは、長らく筆字で説教題を掲げるというのが通例だったと思いますが、そもそもクリスチャン以外には読めない漢字が羅列されていて、誰に何を伝えたいのかが不明という事例も多々。そんな中、掲示板のデジタルサイネージ化に関する新サービスが注目を浴びています。詳しくは弊社提携先の株式会社グレープヴァイン(https://www.facebook.com/share/p/qaXWi1JDbAfiEpaK/)まで。動画のループ再生、告知画像の表示など活用の可能性は無限に広がります。今回も最後までお付き合いください。

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■ 最新号の紙面から

▼自由学園・婦人之友社 創立者・羽仁もと子の生涯に思い馳せ
 『じょっぱりの人』出版記念講演会
 https://www.kirishin.com/2024/05/31/66806/

▼日本福音ルーテル教会
 旧・岡まさはる記念長崎平和資料館の報告受け「性暴力・性虐待の根絶」を表明
 https://www.kirishin.com/2024/05/16/66629/

▼WCCとCCA「ディアコニアと持続的な開発」
 研修プログラムを実施
 https://www.kirishin.com/2024/05/16/66606/

▼米・反中絶活動家に過去最長57カ月の懲役刑
 https://www.kirishin.com/2024/05/21/66683/

▼ロサンゼルス市が「グレッグ・ボイル神父の日」制定へ
 https://www.kirishin.com/2024/05/23/66710/

▼【宗教リテラシー向上委員会】
 「宗教指導者の性犯罪が繰り返される理由(1)」川島堅二
 https://www.kirishin.com/2024/05/28/66771/

■ web速報

▼ICU同窓生と現役学生が共催
 「伝道者証し集『われら主の僕』を巡って」パネル討論会
 https://www.kirishin.com/2024/05/28/66765/

 国際基督教大学(ICU、岩切正一郎学長)は5月24日、キリスト教強調週間にあたる「C-Week」のイベントとして「伝道者証し集『われら主の僕』を巡って」と題するパネル討論会を同大学(東京都三鷹市)で開催した。新教出版社から今春発行された『われら主の僕』を巡り、卒業生の伝道献身者たちと現役学生が語り合うというもの。登壇者は伊藤節子(元明治学院中学・東村山高校校長)、小林宏和(日本キリスト教会世田谷千歳教会牧師)、小宮一航(ICU学生)、三宅栄実(ICU大学院生)、焼山満里子(ICU準教授、ICU教会協力牧師)の各氏で、司会は梅津裕美氏(ICU伝道献身者の会事務局)が務めた。冒頭、同書の出版に代表として関わった有馬平吉氏(ICU伝道献身者の会支部長)から本が生まれた経緯の報告とともに、「現役学生を含め、広く若者に呼んでほしい書である」との思いが語られた。


▼米「主流派」教会 加速する牧師の親パレスチナ路線
 信徒との間に温度差も?
 https://www.kirishin.com/2024/05/31/66800/

 緊迫する中東情勢への対応をめぐり、米国のキリスト教界でも激しい論争が続いている。米国のプロテスタントの中の保守層、いわゆる「福音派」にはイスラエル支持の立場を取る人が多いことが既によく知られている。それでは、福音派の対極に位置づけられるリベラル派のプロテスタント、いわゆる「メインライン(主流派)」の側の反応はどうか。『21世紀のキリスト教シオニズム』(2024年)の共著者で米国プロテスタントのイスラエル観に詳しいモッティ・インバリ氏(ノースカロライナ大学教授)とキリル・ブミン氏(メトロポリタン・カレッジ副学長)が、「レリジョン・ニュース・サービス(RNS)」に寄せた「オピニオン」(5月29日付)の中でこの問題を考察している。

■ 告知情報

▼クリスチャンプレス主催オンラインセミナー
 「星野富弘さん追悼企画~『花の詩画』の魅力」高須泰也 x 松谷信司
 http://ptix.at/hmA0fe

 今年4月、78歳で亡くなった詩画作家・星野富弘さんを偲ぶ追悼企画。1991年にオープンした富弘美術館とともに発足したボランティアグループ「富弘美術館を囲む会」のメンバーとして、全国各地の「花の詩画展」に携わってきた高須泰也さんをお招きします。
 星野さんは事故で手足の自由を失いながら、入院中に口に筆をくわえて文や絵を書き始め、草花を描いた絵に、心に響く一文を添えた独自の作風が高く評価されました。
 特典として、参加者全員にもれなく富弘美術館招待券をプレゼント!!

 ・日時:6月14日(金)19:30~21:00
 ・オンライン配信(Zoom)
 ・参加費:2,200円
 ・申込み:Peatix(http://ptix.at/hmA0fe)*クレジット決済など、他の方法をご希望の方はお問い合わせください。
 ・問合せ:https://christianpress.jp/contact/

 ▼高須泰也(たかす・やすなり)
  「富弘美術館を囲む会」東京・神奈川支部支部長。1991年にオープンした富弘美術館とともに発足したボランティアグループ「富弘美術館を囲む会」東京・神奈川支部の支部長。全国で開催された270回以上の「星野富弘花の詩画展」のうち約150ヶ所の会場で販売の手伝いをする。富弘美術館の年4回の作品展示の入替作業も手伝う。「詩画作品と主催者と来場者の出会いを大切に」がモットー。


▼【新刊】『牧師・大頭の「焚き火」日記』大頭眞一
 https://www.kirishin.com/book/66115/

 人に出会い、話を聞き、聖書を語り、祝福を祈る、ただそれだけにとても奥が深い。日本が知らない聖職者の日常。

 篆刻の達人、旧車オタク、ロックアーティストとの出会い、 神学談義、地域の地鎮祭と牧師の祈り、結婚式で大ミス、 教会で般若心経を読む会、イタズラメールとの戦い、バイクと 事故と入院、ご近所さんとのカラオケ、特殊詐欺事件、イギリス 留学……。ゆるゆると流されているようで、何かに導かれるような、ひとりの男の物語。

 ▼大頭眞一 おおず・しんいち 1960 年神戸市生まれ。北海道大学経済学部卒業後、三菱重工に勤務。英国マンチェスターのナザレン・セオロジカル・カレッジ(BA、MA)と関西聖書神学校で学ぶ。日本イエス・キリスト教団香登教会伝道師・副牧師を経て、現在、京都市北区の京都信愛教会と、京都府八幡市の明野キリスト教会牧師。関西聖書神学校講師。主な著書:『聖書は物語る 一年12 回で聖書を読む本』(2013、2020)、『聖書はさらに物語る 一年12 回で聖書を読む本』(2015、2019)、焚き火を囲んで聴く神の物語・説教篇『アブラハムと神さまと星空と ― 創世記・上 ―』『天からのはしご ― 創世記・下 ―』『栄光への脱出 出エジプト記』『聖なる神の聖なる民 レビ記』『何度でも何度でも何度でも愛 民数記』『えらべ 、いのちを 申命記・上』(2019~)。


▼【新刊】『エコロジカル聖書解釈の手引き』
 関西学院大学キリスト教と文化研究センター 編
 https://www.kirishin.com/book/66112/

 神、自然、人が調和のうちに生きるために。聖書を深く読むと見えてくる、「極めて良かった」世界を回復するための聖書学!

 「地を治めよ」(創世記1:28)と神に造られた人間として、神と被造物の声を聖書から聞き、21世紀の環境問題を、聖書から考えるためのはじめの一歩。気鋭の学者たちによる論考を収録。

 【目次】
 ・エコロジカル聖書解釈の視点でよむ安息日 大宮有博
 ・「地球」の声を聞くエコロジカル聖書解釈の視点でよむ「バラムとロバ」 大宮有博
 ・人間とは何か エコロジカル聖書解釈の視点でよむ『ヨナ書』 大澤 香
 ・エコフェミニスト解釈の視点でよむヨハネ福音書のプロローグ 東よしみ
 ・エキュメニカル運動における環境正義と〈いのちの問題〉 藤原佐和子


▼YouTube「東方の3おじさん」公開中
 https://www.youtube.com/@tohono3ojisan

 丸善ジュンク堂書店での『どろどろの聖人伝』刊行記念トークイベント「“ゆるゆる”と“どろどろ”のキリスト教」を機に集った3人の「おじさん」が、カトリック、プロテスタント(リベラル/福音派)の垣根を超えて新たにトーク番組をスタート。その名も「東方の3おじさん」。

 ▼イエス 実は…ツイ廃? 論破王? ノンクリ編集者の疑問(4)
  第9回「プレゼンの流儀はキリストに学べ」ダイジェスト版
  https://youtu.be/WBvg0xWn7po

 ▼韓国は信者が多いのに日本はなぜ? ノンクリ編集者の疑問(3)
  第8回「日本でキリスト教が広まらない意外な理由」ダイジェスト版
  https://youtu.be/PKRaqnXijSU

 ▼浮世離れに気づいてますか? ノンクリ編集者の疑問(2)
  第7回「もっとキリスト教の話をしてほしい?」ダイジェスト版
  https://youtu.be/bZPgT2QXl6I


▼「賀川豊彦オンライン資料集」申込受付中
 https://kagawa-doc.net/

 キリスト新聞社は賀川豊彦記念松沢資料館の協力により、賀川豊彦が執筆した書籍、コラム、その他関連資料を網羅した「賀川豊彦オンライン資料集」を共同開発し、公開中。賀川が実践していた社会事業などに関する学術研究の進展へ貢献すること、また多くの方々に賀川豊彦の業績への理解を深めていただくことを目的としています。

 ▼初期公開時の掲載内容
  賀川豊彦の主な著作物(全150種類)全文書PDF、賀川豊彦がキリスト新聞に1946年~生前最期まで不定期の連載「不尽油壺」の全回分、その他キリスト新聞に執筆した原稿類。

 ▼利用方法と利用額
  ① 下記フォームからお申込みください。お振込み先情報など詳細をメールでお知らせします。
   https://kagawa-doc.net/#form
  ② 指定口座への振込を確認後、IDとパスワードを発行し、URLと共にお知らせします。
  ③ URLにアクセスし、ログインのうえ、10月3日からご利用いただけます。

 法人/団体(大学図書館、研究機関等) 年額50,000円(税別) ※同時アクセス制限:3
 個人                 年額10,000円(税別) ※同時アクセス制限:1


▼松谷編集長の出演情報・講演実績をまとめました。講演のご依頼は shinkichi1109@gmail.com まで。
 http://www.kirishin.com/2019/09/18/29392/

 ▼講演後の質疑応答まとめ
  https://youtube.com/playlist?list=PLIu-pTftRZuaz1CdKexSFfpd97RqF5ffm&si=CO0xCybbimMn99O_

 ▼いのちのことば社「ぶんでんチャンネル」による密着取材
  https://youtu.be/-mdSXe9XMSg

 ▼「ざっくり読み解くキリスト教」連続公開ゼミ
  https://youtube.com/playlist?list=PLIu-pTftRZuZJt3nHIFM1uryyhg3WRwaA&si=fZ6_E9kRilsh5ScN


▼その他のメディア掲載記事については以下↓
 共同通信「ときを結ぶ」 紙面刷新も精神は生きる https://bit.ly/38HEGrE
 弁護士ドットコム カルトではない「宗教2世」が抱える困難と思い https://www.bengo4.com/c_18/n_16456/
 withnews 宗教っているの?自分探し中の僧侶と、サブカルなキリスト教徒が激論 https://bit.ly/2UnoyHh
 BLOGOS 隠れオタクに届け…、元マンガ家志望の社長が語るアツい思い https://bit.ly/3E6fugw
 Youtube 「What Being a Christian Is Like In Japan」 https://youtu.be/PLvWDYb2ORI
 日刊サイゾー 「プリキュアにはかなわない」という現実を超えて https://bit.ly/3EbxJ4t
 編集長ブログ(Twitterまとめ) http://macchan1109.livedoor.blog/

■「論壇2.0」/編集後記

▼「論壇2.0」 須藤英幸(東京基督教大学准教授)

「良心」を考える

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