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21年間で最大の病み期を経た私が悩んでる人に伝えたいこと

その時は突然やってきた。

「仕事するつもりある?」
「あなた態度悪いよ」

就活病み期に入る引き金になった言葉だ。

たしかに、私の態度が悪かったかもしれない。
しかし、それをあなたに言われる筋合いないわ

そんなことを思いながら、人事の方に
「すみません」と私は謝った。

自分の考えとか想いが言葉にできなくて
あーでもない。こーでもない。
と悩んでいた時に言われた言葉だった。

私がちゃんと自分の言葉で説明出来ていれば
相手にも伝わったし、こんな言葉を言われなくて済んだのに。

もっと考えてちゃんと答え出さないと。
そんな焦りもありながら日々過ごしていた。

そしたら、自分が分からなくなった。

自分の夢があって、でも現実的に考えると
そんなの無理だよな。でもやってみないと分からないし、、
いや。未来なんて誰も分からないよな。

考えても、先は見えないと分かっているのに
話せるようにならなきゃと焦った。

次第に自分が何者で、どうなりたいのか
そんなことすら分からなくなっていった。

そんなモヤモヤが消えずに、就活を続け
1番行くべきだった企業もご縁がなかった。
(一応、保留という形になったがほぼ無理)

追い討ちをかけるように
12年間連れ添った愛犬も亡くなった。 

うわあ。ここまで嫌なことが続くのか。

20年間ポジティブと言われてきたことが信じられないくらい、自信がなくなり、ネガティブになり、虚無になった。

「そのうちやる気出るよ大丈夫」

そんな言葉も言われたが、当時の私には
やる気が出るとは思えなかった。

なんとかして、元気を出そうとしたが
YouTubeを見ても、テレビを見ても、本を見てもやる気にならなかった。

そんな時、自分の異変に気付いた仲間が声をかけてくれた。

「就活が全てじゃないから、そんな焦らなくていい。しばらく何もしなくていいよ。
好きなこと、やりたいこと沢山やってみな」

私はきっと、今の自分をありのまま受け止めてくれる仲間が欲しかったのかもしれない。
そんなことを考えた。

次の日から、気の向くままに行動した。
その中で唯一心が晴れた瞬間が音楽をやっている時だった。

ピアノを弾いたり、大声で歌ったり

その瞬間だけ、そのままの自分が肯定されている気分だった。
音楽は、自由に弾いていい。

弾く人によって表現が変わり、音色も変わる。

だったら人生も同じじゃないかと。

人それぞれ生き方は違うし、価値観も違う。
少し遠回りしてもいいんじゃないかと。
遠回りした分だけ得られるものもある。

そんなことを考えると気持ちも楽になれた。

その日から、ネガティブな自分を辞めようと
少しずつ努力をした。
自信をつけれるように頑張った。

どーせ自分なんかって非難しても意味ないことに気づいたし

だったら、自分でもできるような行動を考えるようになった。

就活も新しい企業探して、即座にTwitterでDMした。

そしたら、チャンスを与えてくれた。
いい循環が生まれていった。

私はそう確信した。

この経験から感じたこと

私は21年間で最大の病み期を経験した。

病み始めると辛いし、助けを求めたくなった。

だけど、助けを求める相手も分からず余計1人で抱え込んだ。

そんな私に気付いてくれた仲間いて
ありのままの私を受け入れてくれた。

そんな些細なことだけど、良い関係性の仲間がいたから乗り越えたと私は思う。

いつでも、私を救ってくれるのは仲間

自分が思っている以上に周りは見ていてくれてるし、私のことを考えてくれてるのかもしれない。

そんなことに気づけたことが幸せだと思った。

それに、私自身も
今できることを考えるという思考になれたこと
自信をつけよう、努力しようと行動したこと

少しの思考と少しの行動の違いで
自分を変えることができ、良いチャンスを貰えた。

辛くて苦しくて悲しかった1ヶ月だけど
得られたものも十分にある。

それに、今人生のどん底を味わえたことで
強くなれた気がした。

最後に

人生は人それぞれだ

この世の中に生きる人の数だけの生き方がある

それに正解も不正解もない
近道をする人もいれば少し遠回りする人もいる

だから、1度ぐらい立ち止まっても大丈夫

少しずつでも
また、歩き始めればいいのだから

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