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【限定3週間那覇で生きる】大好きな街での何でもない一日⑥

2023年10月、3週間那覇に滞在しました。

途中、南大東・北大東・座間味・久米島にそれぞれ3〜4日行ったのですが、こちらでは那覇滞在の部分だけを記していきます。

こちらのフォルダにまとめていますので、ぜひ他の日もお読みいただけますとうれしいです

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昨日、炎天下の中で延々と浦添歩きしたことが影響したのか、遅くまで花火を見に出歩いたことがよくなかったのか、とにかく今朝は身体がだる重い。

だいすきな洗濯をして有り合わせのもずく雑炊をつくりゴロゴロする。
洗濯を干しながら遠くに泊大橋を眺める生活にしあわせを感じる。
窓を開けているとあちらこちらから聞こえてくる汽笛の音もたまらない。
あぁ、那覇にいるんだなと静かにうれしくなる。

が、身体は相変わらず重い。。。

今日は与那原町に行く。尊敬する沖縄歴史研究家賀数仁然さんが与那原町で講演するからだ。
本当は午前中にジムへ行って、昼食を摂った後にバスで与那原町に向かい…少し街歩きをしてから講演を聞きたかったのだが。
実際はバタバタとジムへ行った後、与那原町へ向かうバスに飛び乗り、手早く夕飯を済ませて講演会に滑り込む、というギリギリな一日となった。
まぁ、それが気まま旅。

夕飯は会場近くにある浜門という居酒屋へ。
開店間もなくということで他に一組しか客がおらず静かでよかった。
オーダーしたのはドラゴンフルーツのカルパッチョ。ドラゴンフルーツと島ダコを和えた一品。
これまでドラゴンフルーツは果物としてしか食べたことがなかったのだが、カルパッチョにするという面白さに惹かれて注文した。
サラダ使いされたこのレシピは思いの外おいしく、ドラゴンフルーツの楽しみ方が広がった。

ドラゴンフルーツのカルパッチョ
セーイカの青菜炒め

そしてもう一品。こちらはセーイカの青菜炒め。セーイカは沖縄でとってもメジャーだ。
とても大きなイカで身が肉厚なのが特徴。刺身はねっとりとした食感で甘い味がする。
衣の厚い沖縄てんぷらのメニューに必ずある“イカ”。そのイカに使われているのがこのセーイカだ。
炒めても柔らかくボリュームもあり、青菜とよく合った。シンプルながらおいしかった。

なかなか居心地のよいお店だったのでもう少し楽しみたいところだったが、メインの講演会へ向かう。

琉球王国時代の与那原を知れた講演会

19時開始と遅めの講演会だったが、会場はたくさんの人が集まっていた。
そして賀数先生のお話はやはり面白く、時間を忘れて聞き入った。
賀数先生は「沖縄の歴史を面白く、親しみやすく」という思いをベースに各地で講演されている。
サブタイトルに琉球のチカラ与那原にあり、とあるように琉球王国時代、与那原町が果たしていた重要な役割や流通の要だったことなどを聞くことができた。
聞きに来ていた与那原町の方々も自分達の暮らす街が歴史あるすごい場所だということを賀数先生に熱く語られてとてもうれしそうだった。
時間をオーバーしたらしいのだが、そんなこと全く気にならない聴き応えのある講演会だった。

外はすっかり真っ暗。那覇行きのバスはガラガラ。
今日も充実した一日だった。


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