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ボク14人兄弟の長男! マカピーな日々#0929

マカピーです。ボルネオ島北部マレーシア国サバ州にいまーす。
ジュルさんには14人の兄弟がいるんですって!

先週末の出張に付き合ってくれた、ジュルさんは車を運転しながらマカピーがYouTubeで「五輪真弓」のヒットソングを聞かせると、ハナさんと一緒になって歌っているのでした。

運転しながらも「心の友」や「恋人よ」を愛おしそうに歌うジュルさんの横顔を見ながら不思議な感慨に襲われたのでした。

(Wikipediaによれば『心の友』はインドネシアでは第二の国歌とまで言われたなんて、ものすごい人気だったんですね!)

ジュル:「ボクも大好きな歌なんだ!」
マカピー:「へー、マレーシアでも沢山の人が知っているんだね。実を言うとマカピー『心の友」はこちらに来るまでは知らなかったんだ」
ハナ:「それが不思議なのよ、こんなにいい曲なのに!五輪真弓ではこれがベストよ!」

マカピーが暮らしていたハノイの近所の市場の様子

そんな話題からジュルさんはマカピーに「ボクの父親はもうなくなってしまったんだけど、ボクは彼の第2夫人の子供なんだ」と言うのでした。

ジュル:「第一夫人は31年間一緒に暮らしていても子供が出来なかったんだけど、54歳の時に第二夫人のボクのお母さんと結婚すると14人の子宝に恵まれたんだよ。ボクはその長男なんだ」

マカピー:「へー、すごいね!一人で14人の子供って最近聞かない話だなあ!」
ジュル:「実は第一夫人は週に一度しか父と触れる事をしなかったんだって父から聞いてナルホドって思ったよ。やっぱりやる事はやらないとね(笑)」

マカピー:「それで、ジュルさんのところは?」
ジュル:「ボクのところは4人。全部女の子ばかりでとっても可愛いよ。でも一人ぐらい男の子も欲しいなあ」
マカピー:「沢山稼いで、お父さんに負けないくらい沢山の子供に恵まれると良いね!」

ハノイの街ってゴチャゴチャしていて好きなんです

マカピーはサバに来て思うのですが、皆さん結構素直に自分の事や性に関する話してくれるんですよね。

ユスフさんも隠すわけでもなく、赤裸々な結婚話だけでなく新婚となったら妻をどう喜ばせるかを真剣に女医であるハナさんに相談しているのでした!

確かに、マカピーが青年海外協力隊でクダットのルングス族の村にいた時もそうでした。

大概、何人かが集まると、ごく自然な話題としてセックスに関する話していましたし、今も変わらないんだなあって思いました。

と言うよりも、性って人間の営みそのものなんだから自然なんだよね!


どこでも勝手に露天商がお店を出してます(本当は許可が必要)

それに比べると日本では、興味があるのにそうした話は敬遠されるのかあまり聞かないのでした。

ところが民俗学などで昔の日本の世俗的な習慣を知ると、マレーシアで聞いている様なことは、ごく自然な話題としてあったらしいんですよ。

それがいつの間にか「性」の関する事柄をタブー化してしまった事で、未婚人口が増えて少子化につながったようにも思うんですよね。

もちろん住居環境や教育費の問題もあり少子化にならざるを得ない条件としては大きいのかも知れませんが、バカ話のようにみんなでワイワイと性について語る世界が日本から消えてしまった事もその一因ように思います。

世代交代というのは子供が生まれなければできない事ですよね。


仕事へ行く前にも、バス停からその近くの市場を立ち寄ります

もちろん、どんな形でもいいから人口を増やせなんて言っていません。

子どもを望まない夫婦がいるのも自由です。ゲイカップルなどが「生産性のない」夫婦などとは思いません。

それでも、日本の農村部では「限界集落」が増加してしまい、子供たちのにぎやかな声が聞こえなくなって久しいのです。

未来を託す世代がいなくなるというのは、最近盛んに叫ばれている『SGDs』的にはちっとも持続可能ではないないと思うんです。

主人公である人間がいないのに環境に配慮した開発にばかり注目して本末転倒じゃないでしょうかね、どうするんでしょう?

『SDGsでなければ人にあらず』ってな感じもあり、マカピーには世界的な風潮がちょっと怖いのです。

SDGsを唱えるのよりも、誰もが「性」をちゃんと楽しんで豊かな生活をできる「人間回帰」の運動に繋がれば、自然に環境に配慮した開発に繋がるんじゃないでしょうか!?

ハノイではみんな商売熱心ですよ!

マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。人間回帰ですべてOKかな(笑)





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