稲盛さんがいる! マカピーな日々#0934
マカピーです。ボルネオ島北部マレーシア国サバ州にいまーす。
サバ州貿易エキスポに行ったら「稲盛」さんがいたんです。
貿易エキスポの前には農業エキスポもあったので、SICCと呼ばれる「サバ国際コンベンションセンター」の展示場は大概2階で行われることを知ってました。
マカピーはたまたま街中を歩いていて、そのバナーを見たので知っていたのでした。
そもそも中国系マレーシア人は昔から経済を掌握している人口です。それは半島マレーシア側にも変わらずにあるのですが、彼らは在来人種でないことから「ブミプトラ」とはカウントされていません。
サバ州ではマレー人に加えて少数民族の人口が多く、かれらも「ブミプトラ」となるのでしたが公務員の採用等に関しても彼らに対して優遇策が取られているので、その制度ができた当時と今とでは状況が違う事から、「逆差別」が進んでいると指摘されています。
中華系の人は優秀でも政府系の就職口が限られているので、それを嫌ってオーストラリアへ移住してしまったマカピーの友人家族もいました。
サバ州の中華系住民は、華僑系でも出身地域によってハッキリと区別されています。大きな集団は『客家(はっか)』系、福建(ほっけん)系、潮州(ちゃおしゅう)系があります。
彼らは入植してきた当時から、出身地ごとに結束し相互扶助しながら後続の入植者を助けて来たと聞きます。
地方都市に行くと商店街の多くは中華系であるのは、看板の中国語を見れば一目瞭然です。
それに中国系の学校も沢山あり、中国語教育も行っています。
さらに農村部では大きな土地をもつ中国系農民がいて、その土地はもともと先住民族であるカダザン族などの土地だったのを、酒と引き換えにだまし取ったのだという人もいます。
それで、中国系住民への感情が悪くなる
だまし取ったかどうかはともかく、マカピーがいたルングス族も本当に酒欲しさにそういった土地のやり取りがあり、先祖から引き継いできた土地を失ってしまったようです。
みんなお酒が好きなんですよ!
http://jog-memo.seesaa.net/article/493423969.html
経済的に優位に立つ中国人は「ブミプトラ」から外されても依然としてマレーシア内での経済的な力を発揮しています。
そんな中で111年も中華系商工会が活動してきたというのはすごい事です。
そしてその貿易フェアが開かれたので、何かありそうな予感がして行ってきたわけです。
そして、マカピーは入口に近いブースの一つに目が留まりました。
ブースの背後には今年に亡くなられた稲盛和夫さんの写真が引き伸ばされていて、彼の著書や中国語に翻訳されたものがテーブルの上にあったのでした!
ここは「稲盛経営理念」を実習するアカデミーのブースだったわけです。
稲盛さんは中国でも絶大な人気を誇っているのを知っていましたが、サバでその活動をし学院まで作っているとは知りませんでした。
マカピーでした。
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