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命のバトンタッチ マカピーの日々#1025

マカピーです。
受け継がれる命について実感しました。

もう2年ほど以前の事になります。(2021年の5月の未投稿記事から)

夕食を食べていたら携帯電話が鳴って、メッセンジャーで家族間のビデオ通話が始まった。

発信元は英国にいる長男で、3日前に近況を話したばかりだったから、どうしたのかな?って思ったのでした。

長:「えええ、お知らせします。ジェンが妊娠しました!」

マ:「え?ニンシンって、あの妊娠?  お、おめでとう」

妻:「そこにジェンはいるの? ハーイ、ジェン。 コングラチュレーションズ!」


海から上がってこない息子を叱るリヤン

マカピーの3人の息子で結婚しているので、おそらく孫ができるとしたら長男の可能性が一番高いとは思っていました。

それでも他の二人だっていきなり「子供が出来ちゃったんで・・・・」なんて告白される可能性だってあったわけだけど、つまり順当なところってことかな(笑)

順当と書いたけど、彼らが結婚して5年以上経っていたのでした。

本人たちの考えている事ですから「子供のいない家庭を選択」もあり得るとは考えていたのでけど、マカピーはどこかほっとしたんです。

当時はコロナ禍で人種差別的風潮が強まる英国社会で暮らす二人にとって、少し暮しづらい時期でもあったのです。

ちょうど長男は失職していて、翌日から新しい会社に勤めることになっていた矢先の妊娠ニュースでした。

「ああ、こんなふうにいい事が重なる事ってあるんだよね」って思った。

長男はイラストレーターなので自分でいろいろ作品をつくって販売したり、地域でイラスト教室を開催したりしています。

でも現実はそれだけで食べて行けないから、会社勤めもしていたんです。


ようやくつかまえて家に戻らせる

ところが前の会社は、会社内での人種差別があり辞めたのだそうです。

今度の会社のデザイン部門を担当できるので期待しているところでした。

そうしたら前の会社も待遇を良くするから戻って来てくれと数日前に連絡が来たそうです。

求められる人材であることは素晴らしいですね!

マカピー長男はフィリピンで生まれてマカピーの転勤に付きあった後で13歳から英国の寄宿学校に入学して以来大学院卒業後も、英国暮らしが続いています。

ですから見た目には普通の日本人だけど、彼は長年しみ込んだ英国人的思考、態度になっています。

そんな暮らしを続けている長男夫婦から妊娠の話を聞いた時、自分たちの命のバトンが一コマ進んだような気分になりました。

仕事も遊びも同じ

じゃあ、マカピー達の場合はどうだったか?

結婚すると直ぐに2年おきに海外で男の子が生まれつつ仕事をして、子育てをして、学校に行かせ、、、、なんだか夢の中のような出来事でした。

未だに実感がわかないまま今日に至っているんですよね!

その間にも時代は変化して「結婚して子供を育てるのが普通」というのがそれほど普通でなくなってきた昨今です。

ですから「今生きている人たちが幸せに暮らす事」が第一義に考えるべきことだと本人の考えを尊重したいです。

その一方で「子供や孫が生まれるイベントが周囲で沢山あった方が、なんだかお面白い」と考えていた自分がありました。

あの日の長男の知らせから時間が流れました。

早産ながら無事誕生したナオミは昨年10か月で日本に来てくれました。

そして、あんなに小さいのに沢山の幸せを周囲に届けてくれ、そのパワーに圧倒されました!

今でも長男から送られる成長の様子に、心慰められているマレイシア単身赴任中のマカピーでした。

おいしそうなとれたてのサバを頂きました

マカピーでした。
最後までお読み頂き感謝します。確かにバトンタッチしたよね!



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