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アルゼンチンからの男 マカピーの日々 ♯1466

マカピーです。
ヒラチンは杖をつきながらもマレイシアにいるマカピーに会いに来てくれるんです!

ヒラチンとマカピーは青春時代をこのマレーシアのサバ州で青年海外協力隊員(JOCV 現JICA協力隊)として共に2年間過ごしました。

その彼が満身創痍?でアルゼンチンからやってくるのです!

協力隊を終えた後も、不思議とヒラチンとは数年毎に会っていたんです。

彼は日本で結婚すると農業の専門家として南米アルゼンチンへ行きそこが気に入ってしまい住むことにしちゃったんです。

ヒラチンは肉牛を飼育する農場をやりながら国際協力を続け更にスペイン語を習得していました。

一男一女の子供がいて、日本の国立大学を卒業した息子が日本で就職しているからと、会いに行った帰りにマレーシアに寄ることになりました。

サバ州の収穫祭が始まります

実は前回ヒラチンと出会ったのは3年前の新宿でした。

ヒラチンは驚くことに中国製とロシア製のCOVID‐19ワクチンを5回接種した後で歩行困難となってしまい国際協力の仕事が出来なくなったと引退を決意したのでした。

西口のホテルのロビーに会いに行くと杖をついてなかなか立ち上がれない彼の姿にマカピーはショックを受けました。

お互いに予定があったのですが、それでも、一杯飲もうと通りを挟んだオシャレなバーに入り語り合うと相変わらずの語り口に「障碍者」を忘れてしまいました。

彼の友人が現れてマカピーも次の予定に移動し別れたのですが、どうや現在も歩行困難状況は変わらず状態で普段は杖か車椅子の生活だというのです。

ヒラチンは明日の夜も10時過ぎ到着の便で来るというので、マカピーは車で400㎞はなれたコタキナバルに来るまで行き、彼を空港に出迎えに行くことにしました。

車も洗車してキレイになりました

だって友達がコタキナバルにいる間はマカピーの責任だものね。

もっともサバには同期隊員経験者はもう一人いるんです。

水産隊員だったユーカジで彼は地元のバジャウ族の女性と結婚して5人の子供がいるのです。

そこで「ヒラチンが来るから一緒にKK(コタキナバル)に行こう!」とユーカジを誘ったのです。

ところが引退して暇をもてあましていると言っていたユーカジが「実は孫の面倒を見ているので外泊出来ないんだ」と申し訳なさそうに言うのです。

まあ、家族の役割の中でそういう事もあるだろうね。

それから一つ隊次が違う(約4か月遅れて来た)マッツもサバの女性と結婚しているのですがこちらは半島マレーシアの首都クアラルンプールが住まいなので、ヒラチンが来るのなら会えると良いなと言ってたのですがやはり実現しませんでした。

もう一人マカピー達隊員のまとめ役のシニア隊員だったケイさんも、当初大阪からこれそうだと言っていたのですが都合がつかないと今日連絡がありました。

こうして考えて見ると、人生の中で幾度も会えそうでいて実際はなかなか会えないものなんですね。

マカピーはヒラチンの登場は幸せなチャンスだと考えます。

コタキナバルの川を遡上するボート

挑戦が続くハマナスレストランを離れてKKに幾泊もするのは気になることでもあるのですけど(笑)

マカピーにとっても隊員時代を過ごしたKudatに行く機会を作ってくれたのはヒラチンです。

KKで当時もお世話してくれた地元のカズエさんもヒラチンの登場を心待ちにしています。

そんな事が可能になる稀有なチャンスに感謝したいです。

じっくりと腰を据えてこれまでの話を聞こうじゃないか!

ヒラチンようこそ、サバへ!

マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。友遠方より来るまた楽しからずや







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