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あえて他人と自分を比較して強みを探すための2つ質問

「他人と自分を比べるな」はウソっぱち?!


強みや天職を探究するプロセスで頻繁に耳にするのが、「他人と自分を比べるな」という言葉です。

意図は、分かります。

他人と比べ始めると、他人にあって自分にないものばかりに目が行き、本来自分が持っている資質や経験が見えなくなってしまう、あるいは自信をなくしてしまうから、でしょう。

けれど、強みや才能は、他人と比較して初めて認識できることが多くあります。

特に、自己肯定感が弱い人、他者とのコミュニケーションが苦手な人にとっては、せっかく持っている強みのタネを自己否定したり、当たり前のことだからと自分のなかに押し込めてしまうことがよくあるのです。

ですから、たまには「あえて他人と比較する」ことをお勧めします。

強み発見の質問①:自分に問いかける用


まず一つ目の質問。自分自身の過去の経験を振り返り、次の質問を自問自答してみてください。ポイントは「他人よりも」です。

これまでに、
他人よりも短い期間や時間で、
他人よりも少ない労力や努力で、
他人よりも良い結果を出せた経験は?

学校や職場や趣味の場で、他人が苦労して成果を出そうとしているときに、「何がそんなに難しいんだろ?」と内心思っていたけれど、決して口には出せなかったような経験です。

私にとっては、人前でのプレゼンテーションでした。みんながガチガチに緊張して上手く話せない中、私は水を得た魚のように話しました。準備に十分な時間が取れないときでも上手く乗り切れましたし、その瞬間に必要な言葉が内側から溢れてくる感覚を、いつも感じていました。

でも、プレゼンが終わるといつもの超内向型人間に戻るので、周りの人にはナゾの存在だったと思います。

強み発見の質問②:他人から教えてもらう用


もう一つ。たまに、信頼できる家族や友人に、次の質問を投げかけてみてください。LINEなどで気軽に投げかけてみるのも手です。

そして受け取った答えは、否定せずに、そのままありがたく受け取ることをお勧めします。

これはキミには勝てないよ、
って思う点はどこ?

アナタのことをよく知っている人であれば、予想以上にたくさんの答えを返してくれるはずです。

ぜひ謙遜しすぎず、ありがたく受け取り、メモに残して時々見返し、その言葉の余韻に浸ってみてください。

まとめ


強みや天職を見つけるプロセスは、自分を見つめる内省作業が基本であることは真実です。一方、自分の頭の中だけでは特定しづらい場合があるのも、また事実です。

「他人と比較しない」という言葉をカタく捉えすぎずに、たまには気楽に他人と比較してみてはいかがでしょうか?そこから得られた材料とうまく付き合うことで、きっと新しい発見が得られるはずです。

それではまた!


※こちらもぜひ!

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