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紅我龍
2020年4月15日 21:59
その音は私の胸を抉った。私の傷にどうしようもなく触れてくる。その音から耳を背ければいいのだろうけど、私はその音から耳を背けることができなかった。その場から離れることができなかった。 私は一歩を踏み出すことのできない人間だ。私は夢を諦めてしまった。だから、私の心をあの音は抉るのだ。私が夢見ていた場所。私がなりたかったもの。私はその景色を下から眺めることしかできなかった。 本当にそうだろうか。私
2020年4月16日 23:13
たった一節。私の心を惹きつけるにはそれだけで十分だった。彼女のピアノは私の心を魅了した。 疲れてる。私は疲れている。今にも叫びだしそうなくらいだ。 毎日、残業、残業、残業……。もう、嫌になるくらいだ。そんな時に彼女のピアノに出会った。彼女の音に出会った。