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主治医制とチーム制

当院はこれまで、日中の入院患者を主治医制でみていました(夜間は当直医が対応)。
今年度に入って主治医が日中、院外の施設で勤務する時間も増え、入院患者に適応できない時間が増えました。

そこで日中、部分的に病棟チーム制を導入しました。
基本的に主治医がいる日は、主治医が対応しますが、不在日はチームメンバーの医師が回診することにしました。基本的には責任の所在は主治医にあり、そのバックアップをチームメンバーが行うというイメージです。

主治医制とチーム制のメリット、デメリットに関して、こちらのサイトを参考にまとめてみました。上記の方法をとることでチーム制のデメリットである「責任の所在がはっきりしない」ことは克服できると思っています。「申し送りが大変」なことに関しては、主治医が”誰がみてもわかるカルテ”を書くことで申し送りの時間を設ける必要はなくなると思います。

主治医制とチーム制のメリット、デメリット

当院は超高齢者が多く、複数のプロブレムを抱えていることが多い(ヒッカムの格言)ので、病状を一貫して把握できる主治医制のメリットを生かしたいと思い、今回は部分的な導入にしてみました。(チームで朝集まってカンファして、方針決めて、チーム回診するなどはなし)

病院の規模や医師の考え方によりますが、「主治医制にすべきか、チーム制にすべきか」に絶対的な答えはないと思います。皆様の参考になれば幸いです。

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