第4回ベンチャーM&Aサミット【6/6】
「第4回ベンチャーM&Aサミット ~投資ファンド、大解剖~」
当日の様子の一部をテキストにてお届けします。登壇者プロフィールはこちら
4.「バイアウトファンドへの売却」が叶う条件
3.こんな選択肢も
1.事業会社への売却
冨岡
売る会社さんの立場から考えて、どういう会社なら事業会社とM&Aが成立しうる、どういう会社ならファンドの方がありえる、といった傾向はありますか?
宮崎
ケースバイケースですね。
一般論として、ファンドさんが買収するとなった時に(買収額の)EBITDA倍率が20倍を超えるというのはおそらくそんなにないと思うんです。
ただ事業会社であれば、一般的には平均3~7倍なんですけど、正規分布みたいなものがあるとして、すごく高いディールでは、EBITDA倍率だけで見ると本当に何十倍、何百倍で売却が成立しているケースもあれば、赤字企業でも何百億という額で売却できているケースもあるわけです。
ですから、そういうことを狙える可能性がある会社であれば、事業会社に売る方針もありだと思います。
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