私の考えるマラソントレーニング

マラソントレーニングのエリートランナーの場合について書きます。(ブログに書いた内容と同じでになります。)

*スピードを長く維持する練習がメイン
 一般的には、月間走行距離にこだわっての練習では強くなることは難しいです。
もちろん最低限、42kmを走る体力、我慢強く走れるメンタルがなければなりません。例えば、5000m13分台の選手がマラソンに移行しようとして走り込みをしますが、大会ではなかなか結果を出すことができませんね。私も現役時代、レース中によく30km前後で失速した苦い経験があります。これは基本的に速いペースでの練習が不足しているからです。現在の私のトレーニングメニューでは、距離走は30kmをメインにやらせますが、回数を重ねるごとにタイムが良くなるようにしています。また、インターバルトレーニングやペース走なども組み合わせます。LSDは、リカバリーJOGの時のみでポイント練習ではありません。

*体幹強化
 補強とウェイトトレーニングが中心です。スムーズなフォームと筋力アップ、故障防止が狙いです。ジムなど週3回〜4回ウェイトトレーニングをやります。ただ、間違った方法でやらないようトレーナーに指導してもらうようにしています。女子選手の場合、筋力不足に加え、バランスが悪く、フォームが崩れていることがあります。

*リカバリー
 上記のトレーニングを活かすためリカバリーを重視します。ハード&イージーのサイクルを重視することで能力の超回復を目指します。疲労回復には、アイシング、栄養、睡眠、マッサージなどがあります。心身のリラックスは、選手が自分なりに工夫してやっています。

*練習スケジュールの変更
 レースまでの長期計画を作成し、そのままメニューを消化するということはあまりありません。練習スケジュールは、ポイント練習後の状態をみて決めるようにしています。体調不良や足の違和感がある場合や雪や豪雨などの悪天候では練習の変更、中止をします。あくまでも本番でピークを持っていけるようベストの選択をすることが大事です。



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