【へっぽこ体験記】夏の四国ドライブ旅③森の中の図書館
②四万十川編はこちら↓
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四万十市からスタートした2日目、
午後からは梼原町(ゆすはらちょう)に来ました。
愛媛と高知の県境、山間にある小さな町です。
町の91%が森林で、
人が住んでるのは残り9%の真ん中あたり。
歩いて回れるくらいの広さなのですが、
その中に隈研吾(くまけんご)さんの建築が5つもあるという、なかなか尖った町です。
隈研吾さんといえば木造建築が特徴的だと思いますが、そのはじまりがこの梼原町だそうです。
(本で読んだ)
とりあえずお腹が空きすぎているので、お昼ご飯を食べに行きます。
役場に車を停め、すぐ近くのインドカレー屋さんに来ました。
これが本当に美味しくて、個性的で優しい味わいが癖になる。
乗ってるナスも、付け合わせのシャキシャキした玉ねぎも、全部美味しい。毎日食べたい。
地元で人気店のようで、
お昼休憩の人たちで常に満席状態でした。
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お腹が満たされたので、
すぐ近くの資料館へ来ました。
坂本龍馬が脱藩するときに、梼原町で1日かくまってもらって癒された、みたいなことが書いてありました。
高知市からこんなとこまで歩いて来たんか!という驚き。
昨日浜辺で龍馬像を見たので、友達のような感覚でいる。
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その隣にも、趣のある建物。
昭和23年に建てられた、高知県唯一の木造芝居小屋だそうです。
落ち着くけど高揚感もあって、
ここで観劇できる日常は楽しいだろうなーと妄想。
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そこから3分ほど歩いて、「雲の上の図書館」へ。
中に入ると、、
木!!
梼原町のスギとヒノキが使われているそうです。
「裸足推奨」とあったので、スリッパは使わずに館内へ。
木の感触と雰囲気で、床が空間と一体化してる感じがすごくいい。
べたっと床に座るのがまったく気にならない。
地べた大好き人間にとっては最高の空間。
天井からぶら下がってる木組みも、すごく綺麗でかっこよくて、ダイナミックなのに落ちつく。
これによって、木に囲まれている感がより強まる。
しかも、選書も最高だった。
図鑑とか漫画も充実してて、すごく考えられてるラインナップじゃん、、と感動。
建物は2階建なのですが、小部屋や中2階があったり、階段の踊り場もひとつの空間として機能してたりして、立体的な造りになっています。
秘密基地っぽい。
きっと、人によってお気に入りの場所が違うんだろうな。
私が特に好きだったのは、この隠しゾーン。
2階の鏡の奥を覗くと、ちょっとした空間に1人掛けソファが2つ、背中合わせに置いてあります。
見えてるけど、どうやって行けばいいのか分からない感じが楽しい。
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図書館を満喫した後は、本日の宿へ向かいます。
今回の四国旅で一番楽しみにしていた宿、
「まちの駅ゆすはら」
1階がマルシェ、2,3階が宿になっている道の駅です。
部屋を出るとマルシェにいる人たちの声が聞こえてきて、外と中が入り混じってる感じが面白い。
プライベート空間のすぐそばに、程よい人の温度がある安心感。
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夜は温泉に入りに、車で5分の「雲の上のホテル」へ。
夜ご飯も食べて満足。
今回訪れた場所↓
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