ジブリ音楽を聴くたび、胸がいっぱいになる。
おはようございます。
最近、夜中にこのnoteを書きながら、「たべっ子どうぶつ」を食べるのにはまっています(#大好きすぎる)。
さて、タイトルで気づいてくださった方もいるかもしれませんが、前回『ディズニー音楽』について、ただ好きなところを好きなだけ書いた記事にすごく共感いただいたので、今日はそのジブリ音楽バージョンを書かせてもらいたいと思います。
個人的には、ジブリ音楽、特に久石譲さんの音楽がもう大大大好きすぎて、ディズニー音楽の記事よりもわくわくしてます・・・!
ディズニーもジブリもどっちも大好きなのですが、私は喜怒哀楽がすごくまっすぐなディズニーよりも、「はかなさ」や「もろさ」、「矛盾」があるようなジブリの世界観がとっても好きです。
いろいろ違いはあるけれど、ひとつ大きいのは「時間観」みたいなのがちがうんじゃないかなあと思っていて。
ディズニーは「いつまでも幸せに暮らしました」みたいに、『永遠』の感覚がある、直線的な時間がベースになっているなあと感じて、
一方、ジブリは「世界の終わり」や「死」、そして「生まれ変わり」があるような循環的な時間がベースになっているような気がします。
いろんな生き物の「いのち」が描かれているような気がして、もののけ姫とか、ナウシカとか、ハウルの動く城とか。
その「いのち」の切実さや奔放さみたいなのが、ぜんぶひっくるめて、とても美しい世界観になっているなあと思います。
やばい。書きたいことが多すぎて、全然音楽の話にたどりつかない。。。
でも、音楽もその時間観に紐づいているような気がして、どちらもファンタジーなんだけど、ジブリの音楽には一面的じゃない、世界の「あっち側」と「こっち側」とか、光と影とか、生と死が込められているんじゃないかと感じてます。
そして、そんな世界観で、もう他のどんな曲よりもダントツで好きなのが、これです。
『千と千尋の神隠し』の「あの夏へ」
もうもうもうもう大好きです。
わたしの中の「夏」の感覚は、もうこの曲の中に詰まっているなあと思っていて、ギリギリのところで張り裂けそうな感じとか、大きな雲が目の前に迫っている感じとか、水面が揺れる感じとか、あの世とつながってしまいそうな危うさとか。
世界にはいろんな美しさとか素敵さがあるけれど、私は、この曲が一番『美しい』って思いました。
インストバージョンが有名ですが、歌詞のあるバージョンも好きで、
タイトルは「いのちの名前」です。
Jupiterで有名な平原綾香さんが歌われてます。
(この世界観が好きすぎて、わたしも昔、コンサートで歌わせてもらいました。)
数年前に、久石さんのオーケストラのコンサートがあって、東京のサントリーホールだったかな?、に観に行ったんです。
その時に、「千と千尋の神隠し」の交響曲を演奏してくださって、この「あの夏へ」のオーケストラを生で聴きました。
イントロのピアノが鳴った瞬間。
2階席にいたけれど、もう空気の振動が伝わってくるんじゃないかってくらい会場全体が張り詰めていて、世界にぐっと引き込まれて、「ああ、もうこれは一生忘れない」って思いました。
「一生忘れない」って思う瞬間は、いくつかあるけれど、あれは本当にそうだったなあと思って、自分が90歳になっても、100歳になっても聴きたい曲です。
ちなみに、サントラに入ってる「6番目の駅」という曲もめちゃくちゃおすすめです。
そして、次が『コクリコ坂から』のピアノスケッチ。
サントラです。
これは、久石さんじゃなくて、武部聡志さんが作られているのですが、武部さんはユーミンさんのコンサートの音楽監督をしたり、一青窈さんをプロデュースされたりしている方です。
コクリコ坂を初めて見た時、ストーリーよりも「こんなに素敵な絵があるんだ」ってびっくりして、チンチン電車の夕暮れの景色とか、坂の上から見た海とか、ひとつずつ切り取って飾りたいくらい、本当に素敵だなあと思いました。
で、それとおんなじように音楽もめっちゃ色彩豊かだなあと思って、特にピアノスケッチは、それがすごく見える気がして、これもずっと聴いてます。
朝起きて、順番に流すのがおすすめです。
そして、どんどん長くなってきてしまったけど、最後はやっぱりこれ。
『となりのトトロ』のテーマソング。
小さい頃も大好きだったけれど、大きくなって聴いてみると、もっともっと良さがわかってきて、もう人生の中でずっと聴いてます(笑)
私が好きなのは、「トットロ、トット〜ロ」のフレーズじゃなくて、「こ〜ど〜もの時に〜だけ」のところです。あのメロディです。
すっごく明るい歌なのに、あのメロディって、なぜかすごく泣きそうになるんです。
「生きてて良かったーーーー!!!」みたいな、そういうエネルギーがぶわあああって溢れ出てくる。
めちゃくちゃ細かいけど、伝わる人いるかなあ。。。
伝われ〜〜〜〜〜!!!
あの魔法ってなんなんだろうっていつも思ってます。
そんな風に、時代を越えて、世代を越えて、愛される音楽って本当にすごい。
今、このnoteを書かせてもらいながら、やっぱりジブリが大好きだなあと思いました。
そして、自分もいまエンタメっていう世界で、西野さんのもとで、『えんとつ町のプペル』という作品に関わらせてもらっていて、
そうやって誰かの「大切」になるもの、それを届ける側に居させてもらってるんだなあと思いました。
人の心が動くエンタメを作りたい。
泣いたり、笑ったり、そういう心に刻まれる瞬間を作りたい。
そのことだけに没頭して、夢中になれる環境にいさせてもらって、本当に嬉しいです。
今日もがんばります!!
(ルクア個展の下見に行った時、こっそり撮った写真。個展と関係ないからこっそり持ってたけど、絶好のタイミングが来ました^^)
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