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行動が変わる瞬間に起こること

朝起きて、カーテンと窓を開ける。
観葉植物をベランダに出し、しばし日を浴び、その後、プロテインを飲む。

これが、私がほぼ毎朝やっている習慣です。

実際にはこの後も、そうじ、ストレッチ、勉強など、いろいろとルーティンの流れがあって、合間の朝食などを含めると1時間半~2時間かかります。

なるべく全部やってから、その日の仕事に取り掛かるようにしています。これらを習慣化して2か月以上経ちました。

平日だけじゃなく、休日も毎日やっています。毎日そうじをしているし、毎日勉強をしているということです。2月に沖縄で大会があったときも、朝ホテルでやってから出かけました。

こんなに規則正しく(規律正しく?)、やることとやる順番を決めてきちんと過ごしているのは人生で初めてだと思います。

朝の2時間近くを使って、なぜこんなことをしているのか?

それは、自分が穏やかに安定感をもって、心身ともに「健康に」過ごしていくためです。

健康に過ごすために

ちょっと話が飛びますが、健康を意識しだしたきっかけは、

どんな活動であっても、「健康(エネルギー)」がすべての源泉になる。
そして「健康(エネルギー)」とは、「使える意識の総量」である。

という、山口揚平さんの思想に触れたこと。本当にその通りだと思い、それ以来、心に刻んでいます。(たしか『1日3時間だけ働いておだやかに暮らすための思考法』という本に同じことが書いてある)

意識が何らかの情報に吸着している状態では、自由に動かせない。だからできる限り情報から切り離し、意識のキャパシティを大きく持っておくことが必要だ、ということです。

逆に言うと、「常に何かに気を取られてしまっている状態は、(主に)メンタルヘルスを損なう」というのが、実体験を踏まえた私なりの解釈です。

どんな活動をする上でも健康が大事。とすると、

健康に過ごすことで、仕事ははかどるし、
健康に過ごすことで、思考力や判断力が研ぎ澄まされるし、
健康に過ごすことで、いろいろなチャレンジに積極的になれるし、
健康に過ごすことで、他人を思いやれる。

その結果として、健康に過ごすことで、良い人生が送れる!笑

だからまずは、健康でいるための行動・意思決定をしていこうと、あるとき決めました。

そして、健康でいるための行動の1つとして、朝の行動のルーティン化があります。

身体性を伴った感覚

ただ、ここまで語ってきてあれですが、これは正直、後付けの理由です。
実際にルーティン化できるまでは、そんなに目的を明確に持てていたわけではありませんでした。

「習慣は大事だ」というのは、よく言われることだし、わかっているけど、なかなかうまくいかない。今までそんなことはたくさんあったし、後悔もしてきました。

今回の習慣化が今のところうまくいっているのは、急に強靭な意志力が備わったわけではもちろんなく。きっかけがすべてだなと思っています。

それはつまり、毎日毎日、淡々と積み重ねている人の話を聞いたこと。それがあるとき、スパークして、自分の「頭」ではなく、「身体」に落ちてきました。この「身体性」を伴った感覚が、習慣化の決め手でした。

「身体性」は自分の中ですごく大事にしていることです。

私はよく、他の人のプレーをじっと見た後、その人の動きをトレースして、新しい自分の技術として生かすことがあります。これは人に話してもあまりわかってもらえないのですが(笑)、そのトレースの原理は、まさしく「身体性」にあると思っています。

その人の全体をじっと見つめることで、ある瞬間に相手と自分の体が同期する。その瞬間、「あ、これだ」と思う。あとは、それを自分の体を通して表現するだけです。

その感覚が、人の話を聞いていて起こりました。そして、次の日の朝からスタートしました。

実際にルーティンを続けてみて、本当に心身が安定しているし、静かに考える時間が増えたし、何より、楽しい。

そんなきっかけをくれた方に感謝しつつ、自分も誰かにそういう感覚を与えられる人でありたいなと思います。


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