今日、判決が出る
子どもの虐待死のニュースが流れるたび、
「あの母親には相談相手がいなかったのか？」
というネットのコメントを目にする…
どんな場所なら相談しようと思えるのか？
その答えはわからないけれど、私はCAMPFIREコミュニティ内で
「HSPママのサードプレイス『あいすの会』」
を立ち上げた。
虐待サバイバーであり、今シングルマザーとして中1と小5の子どもを育てる私は、一歩間違えれば虐待の連鎖を起こしていたかもしれないし、自分から積極的に動かないと相談先が少ないこともわかっている。
岡山県で、重い知的障害のある8歳の息子の首を絞めて殺害した母親。
「夫に責任を感じさせたい」という見出しのニュースが、私の心をえぐった。
どんな理由があろうと、子どもの命は子どものもので、親だからって勝手に奪っていいものではない。
ニュースを読むうちに「なんで…？どうしてそんなことになるの…？」と怒りと悲しみが押し寄せてきた。
この母親の判決は今日、10月3日に出るらしい。
そんな私も8年ほど前、元夫からのDVで警察に
「今日中に荷物まとめてお子さん連れて避難してください」
と言われた。
もちろん実家は頼れず、夜の11時にコンビニの広い駐車場の端に車を停め、後部座席に当時5歳と3歳の子どもたちを寝かせ、私は運転席で号泣しながら
「3人でいなくなってしまった方がいいのかな…」
と考えた。
だって子どもたちは私のことが大好きで、私がいなければ生きていけない小さい子たちだったから。
でも、そんなの私の自分勝手な考えで、この2人には絶対明るい未来が待っているから、私にそれを奪う権利なんてない。
それでも、じゃあどうしたらいいの？
今でもあの日のことは忘れられない。
私は恵まれていた。
ママ友や職場の上司が助けてくれて、そしてDVについて相談した女性相談所の職員さんや、法テラスで出会った弁護士さんがとても親身に相談に乗ってくれた。
警察に相談したときも、「様子をみましょう」ではなく「すぐに避難を」と言ってくれたことは今とても感謝している。
自分から積極的に助けを求めることは、恥ずかしいことだと思っていた。
「自分のことは自分でやれ」
「他人を頼るな」
「人様に迷惑をかけるな」
そう言われて育ったから。
でも、違う。
人は1人では生きていけない。
ましてや子育てしている母親が、誰にも相談せずに家事・育児・仕事・その他人間関係などやっていくなんて到底無理。
なのに人によって環境によって、相談できずに苦しんでいる人がいる。
完璧主義であったり、私のように「自己責任論」で育ってきた人であったり、周りが理解のない環境であったり。
きっと今も、子どものこと、夫婦関係や義両親との関係のこと、仕事のこと、何かしら悩みを抱えて、でも相談できずに苦しんでいる母親が日本中にいる。
私は7歳のときに母親に捨てられたけれど、
母親はいつも
「あなたはお母さんの宝物」
と言っていた。
きっと誰にも相談できず、経済的にも私を連れていくことはできず、夫（つまり私の父親）から逃げたんだと思う。
殺されなかっただけ良かったのかもしれない。
その後の虐待はひどいものだったけど…
どうしたら話せるんだろう？
宝物を手放さなければいけなかった私の母親を救いたい。
私自身を救いたい。
世の中の母親を救いたい。
1人で抱えないで。
これを読んでくださった方、SNSをやっているなら拡散してほしいです。
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