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プラスチック関連/脱炭素最新ニュース(2023.9.14)

こんにちは。
今週は、プラスチック関連/脱炭素の取組みや調査を紹介します!


■プラスチック

1. スズキが静岡大学とマイクロプラスチック判別技術の共同研究を開始。タンパク質のプラスチックへの吸着特性活かす

<MaaR事務局より>
自動車メーカー、スズキの取り組みです。ボートや船外機を扱うマリン事業で、マイクロプラスチック回収装置を開発しましたが、回収物には砂や木くず等も含まれており、分別作業が発生する点が課題でした。それが大学との共同開発により、回収効率が改善されています。世界的に問題となっている海洋プラスチック問題を日本の技術で解決していくというのは、とても頼もしいですね。

2. 静岡市 プラスチックごみの一部 10月から試験的に分別回収

<MaaR事務局より>
家庭ごみのリサイクルについて。このタイトルを見て、違和感をもった方もいるのではないでしょうか。プラスチックごみはリサイクルするのが当たり前じゃないのかと。実は普段みなさんがプラスチックとしてきちんと分別したゴミも、リサイクルではなく焼却処理している自治体も多くあります(※処理方法は自治体によります)。ゴミも分別して良しではなく、うちの自治体ではどう処理されているのかまで分かると、取り組みの効果も感じやすくなると思います。3.デロイト トーマツ、2023年「日米英における有価証券報告書・年次報告書の開示動向調査」を発表

■脱炭素

3.ユニリーバが物流改革を加速 迫る「2024年問題」、新取引制度でトラック台数削減

<MaaR事務局より>
物流のCO2削減について、物流会社ではなく一般消費財大手のユニリーバが取り組んでいる事例です。条件に応じて商品価格を割り引く「メニュープライシング」の成果が出てきているようです。「満車割」「パレット割」といったユニークなメニューで、割引をしています。脱炭素の取り組みの中でもコストメリットが明確なものは、企業も導入しやすいのかもしれませんね。

4.1.5度目標 達成困難 温暖化の防止へシステム変革を

<MaaR事務局より>
最後はパリ協定で決まった1.5度目標(世界平均気温を産業革命の前と比べて、1.5℃程度の気温上昇に抑える目標)の進捗についてです。この温度上昇を抑えるための指標の1つとしてCO2削減がありますが、果たしてCO2は予定通り減っているのでしょうか。
世界、日本、業界の進捗状況が確認できると、自社のCO2削減対策がどの程度影響しているのか見えるため、モチベーションにもつながるのではないかと思いました。

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