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胸が大きくて悩む女性と、理由が分からない男性

Twitterとは便利なもので、今や、現在起こっていることは検索エンジンで検索するより、Twitterで検索した方が早いぐらいではないでしょうか。
かく言う私も、地震などは、誰かの書いた記事が後ほど更新されるWebサイトよりも、「今」がわかるTwitterを利用してしまいます…。
 
今回のお題は、全く時事ネタではないのですが、ちょうど私も画像の文の通り、猫背で悩んでいたことろ発見いたしましたので、取り上げさせていただきました。
 
Twitterで見かけた、
「小さい頃、通りすがりの男性から「胸が大きい」と言われた過去があり、猫背になった」という呟き。
(小さい頃の胸なんて大きくない、という意見は全く別の話しになるので、今回は触れないでおきますね。)
 
これに対して、様々な意見が飛び交っておりました。
 
一番最初に目につくのはやはり「同情意見」であり、女性の「わかるよ!!!」という共感ツイートでした。
二番目に目立っていたのが、反して「それらの意見がどうも分からない」と言った意見でした。
 
私が猫背で悩んでいたと先述しましたが、その猫背になった主な原因が、胸が目立つのが嫌だったためで、そんな私ももちろん、「同情意見」側の人間です。
 
現に私がそういった悩みを持っており、それと同様な呟きをした方にプラスして、その呟きに共感を得ていた方々など、現時点で複数の女性が「悩みだ」と発言しているのに対して、
「これはフェミ」「それは褒めの言葉」「胸を張って生きろ」と言う男性がいるのが、不思議で堪らないのと同時に、不快感や苛立ちすら感じました。
 
ここで男性に少し考えてほしいことは、
・「これはフェミ」→これは「悩み」であって、男女同権論、女権拡張論の主張ではない、と言うこと
・「それは褒め言葉」→男性が褒め言葉だと思っている発言が、時には「セクハラ」になってしまうこと
・「胸を張って生きろ」→それが「男性」のせいで出来ない、ということ
、です。
 
ピックアップして、「男性が褒め言葉だと思っている発言が、時には「セクハラ」になってしまうこと」に関してお話をします。
某女性声優が、SNSで男性から受ける数多くのセクハラ発言が原因で、一時期SNSを辞めていた事件がありましたが、それと同様で、男性が軽はずみに発した発言が、女性にとっては「気持ち悪い」発言となってしまうことが多々あります。
 
これらを、男性自身が、「嫌なこと」と認識しないうちは、この「セクハラ発言問題」がなくなることはないでしょう。
現に男性はこれらを「良い発言」として捉えてしまっているからです。
 
なぜ男性がこれらを「良い発言」として捉えているのかと言うと、「胸が大きいことはいいこと」と認識しているからであり、それらを女性に伝えることで、きっと「あなたは(俺にとって)良い女性だ」と伝えていると思っているに過ぎないからです。
 
女性は、好きでもない見ず知らずの男性に「性的対象で見られる」ことを嫌う人が大概です。
女性声優さんに対し、「この人のインスタグラムを見て性的な印象を持つのは当たり前では?」と発言をなさっている方をお見かけいたしましたが、それが「嫌」なのです。
 
男性にとって良心的な発言であっても、受け取った女性側は「不快な発言」として、下手をしたら先述した方のように、トラウマになる方もいらっしゃるのです。
 
現代、「セクハラ発言」は特に敏感になっており、男性側も気を引き締めないと人生に関わるほどの事件になりかねないこともありますよね。
これに対し、「セクハラ発言怖くてね〜、今、厳しいでしょ」と発言すること自体も「セクハラ」と捉えられます。
あなたはそうでなくても、その発言からは、「女性側が些細な発言も過剰に汲み取って攻撃してくる」または、「そういう環境にした女性に対する嫌味」とも取れるためです。
何度も言いますが、男性がそんなつもりはなくても、です。
 
「髪を切ったんだね」と言う発言を「嫌だ」と思う女性が少数だった場合、ここまでセクハラ問題の事件は大ごとになったでしょうか。「セクハラ」から派生して、「マタハラ」や「パワハラ」などの言葉が世間にここまで浸透することがあったでしょうか。
それは、「多くの女性」が共感し、同意見である、と発言をしてきた故の結果でございます。
 
今回取り上げましたTwitterでの呟きに関しまして、「胸が大きい」と通りすがりに発言したこと自体もおかしなことですが、「小学生の女の子に対し」その言葉を投げかけていること自体も、重く感じるべきです。
それらは時に「幼児虐待」や「性的暴行」になることもあり、大人の女性にももちろんしてはいけないことです。
例え男性が素直な感想を言っただけに過ぎないとしても、です。
 
大袈裟だ、という方がほとんどかと思いますが、これらが性的暴行であるかどうかの判断は言われた側が判断することであり、発言した側が判断することではございませんので、ご注意ください。
 
さて、これまで意識もしていなかった軽率なセクハラ発言がただただ悪い、ということを述べてきましたが、これらを搾取している女性がいるもの確かです。
職業として従事しているグラビアアイドルさんやAV女優さんとは別で、Twitterでちょっと有名な子、TikTokでバナナを胸に挟んでいる子、YouTubeで恰もエッチなことが起きることを想像させるようなサムネイルにする方、など、それらは性的な目で見られても仕方のないことのように思います。
単純に、芸能人が売り出し期に水着になる、とは別のもので、自ら性的な目を向けられるよう狙っている方々がこのご時世には多く、それらが男性の目に留まるのはごく当たり前のことだとも思います。
 
それらが(仮にそういったコンテンツを男性が無意識に探しているとしても)自動的に目に入ってしまう日常で、そういう目的でないもの(今回においては「小学生の胸」)が目の前に現れた時、「性的な目で見るな」と言うのも難しい話なのかもしれません。
 
女性側からしたら「性的な目で見ること自体がおかしい」とお思いではあるかと思いますが、「思う」ことは本当に制限のできない「仕方のないこと」ではあります。
ですが、「胸が大きい」などと発言をしたり、目の前の女性のお尻や胸を見る行為は自分で「制限のできること」であり、見ないようにすることも可能なことです。
 
「無意識に見てしまうのは仕方がない」「タイプでもない女性の胸でも自動的に見てしまう」と言うのはただの言い訳であり、自分の目線すら自分で操れない愚かな人間であることを発表しているだけに過ぎないのです。
 
「思っても言わない」「思っても見ない」が鉄則です。
 
実際に、そのTwitterの発言に対しての共感意見はのほとんどが、過去に男性に「私も言われたことがあり、同様にトラウマになった」というものであり、実際に「言われた」「見られた」などの被害にあっているものです。
 
子どものうちはまだそういった類の感情制限や表現が乏しく、大人が指導してもうまくいかないこともあるかと思いますが、その被害に遭われた方々が大人になってもそのトラウマから抜け出せていないのは、大人である周りの男性も、そういった発言や行動が目立つからではないでしょうか。
 
これらを踏まえ、女性側は、胸を武器として利用している人がこの世には大勢おり、「この人は性的に魅力的だな」と思ってしまう男性は必ずいる、と言うことを分かること、
男子側は、例え魅力的だ、とプラスな意味であっても、「性的に見られるのが嫌」な人がたくさんおり、それらはわがままなどではなく、トラウマを抱えている人もたくさんいる、と言うことを分かることが大切ではないでしょうか。
 
このような問題に対して私がここで意見を言ったところでこの問題が解決するわけではないのですし、お前は誰なんだ、と思うと思いますが、昨今、相手の意見は聞き入れず、とにかく自分たちの意見だけを主張し尊重している方が男女問わず多いなと感じましたので、今回ここに書かせていただきました。
 
大変失礼いたしました。
懲りずに次回は、「カラオケにグラビア採点がある話」です。

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