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Maa2のダンス遍歴(56)~ンゴ~

【一行でわかるあらすじ】
引退の時は近い。

時は2019年12月。
もうバトル出なくていいや〜という気持ちになってはいたが、チームのリーダー"ンゴ"が引っ越した先の鹿児島でバトルのジャッジをやるということでこれに参加することにした。
当初はプライバシー保護のため、”ンロク”と書いていた気がするが、そんな話はもう忘れた。

鹿児島でのイベントで3コンテンツほどバトルを行うそうで、その中の一つにwaackバトルにて、ンゴがジャッジをするらしい。
前日に到着して暇だったので、主催のカオラナイさんにダンサーが集まる練習場所とかあるのかと聞いてみたところ、あんまない。とのこと。
うーん、しょぼんぬ。

代わりに「ジャッジの人たちと飲んでるから、良ければ一緒に来ないか」と誘ってもらえた。いきマシュ。

まあアウェイだけどンゴがいれば何とかなるやろ!
と思って会場につくとンゴはおらず、他のジャッジだけがそろっていて少し気まずかった。
なんでなん?

鹿児島の酒と魚はめちゃくちゃおいしかった。
そして当日、会場に到着し、昨日はありがとうございました。と皆さんに挨拶していると、ンゴは俺よりもアウェイそうにしていた。
なんでなん?

お久しぶりです!
と声をかけると「ンニャア~」と返事が来た。猫ちゃんですやん。

いざバトルが始まる。
waackは思いの外、人数が多かった。
サークルで2回ピックアップされたらbest4、そこからやっとトーナメントらしい。一次予選については3サークルでジャッジが1名で予選を見るので、ここで終わったら割と魚食いに来ただけの旅になってしまう感じがあったので頑張った。

一次予選は通過して、二次予選に進む。10人くらい?から4人上がるのだが、ジャッジ同士の相談なしで、それぞれのジャッジが背を向けたダンサーたちの中から気に入った人の肩を叩いていく。
こちらは背中を向けているので、なんとなく誰か叩かれてる感じをMCの声を通じて聞いている形だが、ンゴさんの番で急に時が止まった。

止めるな

え、なに?スタンド攻撃か?というくらいしばらく待っていた。
そろそろ1分くらい経つのでは?ってところで確か俺が叩かれた気がするが、本当にギリギリだったのだろう。

終わった後、興奮気味になぜ迷ったのかを熱く語っていたが、なぜかテンションが高すぎてうまく理解できずオワタ。

この後ようやくトーナメントだったのだが、変に力みすぎたのと、地力の低さが露呈してしまい、準決勝敗退してしまった。
調子は良かったと思ったが、その状態でもこれが今の自分の限界なんだろう。

そして、打ち上げで色々お酒と料理を食べつつ二次会に行く道中で、千葉から来た美容師を名乗る謎のお兄さんがめちゃくちゃ絡んできた。
なんだか鹿児島の街は東京と違って、飲み屋街にいる人たちは謎の連帯感があり、初対面の人とも乾杯しやすい空気感があったので、ゲストの一人が「んじゃ二次会一緒行こうや」と言い、その人もきた。

酒瓶を持っていて、「これ!めっちゃ高いいいお酒なんすよ!」と仕切りにアピールしていたが、二次会が終わる頃には姿がなくなり、
お店の人に聞くと、「楽しそうにしながら序盤で帰った」とのこと。
めっちゃ高いいいお酒は店に忘れて帰っていた。

なんなんだもう。
そんな感じで鹿児島の旅は終わった。
ンゴに自分が続けているところも見せられたのでよしとしよう。

一日一回くらい盛大に火山の噴火が聞こえて、空気が震えるのでなかなか心臓に悪い。
また来ます。

次回「栃木P2Pゲストバトラーの巻」

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