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Maa2のWaackダンス遍歴(3)

Maa2です。前回の記事はこちらです。

【一行でわかるあらすじ】
ハンター試験2次試験会場に突撃。

〇ブレイクダンス人生のスタートや!

新入生歓迎会に到着。めちゃくちゃ人数が少ない。

さっきまで練習にいた人たちはどうやら大半不参加らしく、再びアウェイになってしまった。

新入生歓迎会は全体で15人くらいの人数だった。ダンスのこともわからないし、先輩たちのこともわからない。頑張って隣の先輩に話してみた。

松「メンバーって全員で何人くらいいるんですか?」
先「うーん、どこまでメンバーって呼んでいいかわからんけど、狭い視点で言えば30人くらい、多く捉えれば100人くらいかな」

振れ幅やば。本当に存在するのかこの団体。秘密結社バロックワークスより謎多すぎやろがい。
ダンサーってこのくらい適当だよな、と今ならで自分も納得できるけども、当時はなかなか焦ってた。

もうそろそろ自己紹介が始まる段階でようやくブレイクダンスの先輩を見つけた。
アナベベさんという先輩だった(ダンサー名は少し変えています)
第一話のおじさんと同じくニット帽にクソデカヘッドホン。
田舎者観点だが、見た目がめちゃくちゃ怖かったので、ビビり倒しながらもブレイクダンスをしたい旨を勇気をだして伝えた。

見た目は怖かったけど先輩はウンウン、と優しく聞いてくれていた。

サークル探しから練習参加まで、ハンター試験みたいな冒険を繰り返してようやくブレイクダンスできる!アナベベ先輩、よろしくお願いします!と内心ウッキウキであった。

アナベベ「僕に習うよりスクールいったほうがいいっすねぇ~」

えっ?

僕に習うよりスクールいったほうがいいっすねぇ~

僕に習うよりスクールいったほうがいいっすねぇ~

僕に習うよりスクールいったほうがいいっすねぇ~


こんな顔してたと思う

え?え???なに??
サークルってそういう門前払いとかあるの!??
がっ、、、!がっ、、、!

スクールと言う単語もよくわかってない中、状況を飲み込めずテンパっていると
とか考えていたら自己紹介タイムがスタート。

新入生がやりたいジャンルを一人ずつ発表するというかなりマズイ流れになってしまい。
ハウスは男がいない上、ドスンドスン跳ねる元気はなかった。
ブレイクダンスはさっき断られた手前言いづらい。どっちにしよう…。

と思っているうちに自分の一つ前になってしまった。
一つ前の新入生はギャル男風の男の子であった。ロックダンスというものをやりたいらしい。

どんなダンスかもよくわからないまま、自分の番に。
困っていると「松もロックダンスやりたいよな!?」と

飲み会中、色々話しかけてくれたモンキージャパンさん(ダンサー名は少し変えています)という先輩がガヤってくれたので

「あっ、はい」と何も頭が回らないまま回答。
一回決めたことはやめない、という謎の信条を持っており
この「あっ、はい」でこの後の10年間が決まることとなった。

ブレイクダンスとの別れ、ロックダンスとの出会いである。

次回予告「初ショーケース、やらかす」
続く。

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