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カワスイの飼育種を撮って図鑑化してみる

はじめに

2021年7月17日で開館1周年を迎えるカワスイ。
この1年で撮影した写真を図鑑風にまとめてみた、といった感じの事を試みてます。

歴代の生き物たちを掲載しており、撮影日時は順不同。現在とは異なる水槽で撮ったものや、そもそも現在は展示されていない種も混じっていることをご承知おきください。


カワスイとは

カワスイは『水族館とも、動物園ともちょっと違う。 ここは、世界中の生きものが集う 「水辺のオアシス」 』をキャッチコピーとした施設。企画段階での施設名が「mizoo(ミズー) 川崎水族館」だったことからも、動物園に寄せた都市型水族館を企図していたことが察せられます。

飼育種の解説は、QRコードでの読み込みが基本。
現地だけでなく、家に帰ってからも見返しがきくのが最大のメリットです。
この展示方法に関しては、賛否が両極端になりがちですが、ここではカワスイ公式の展示方法に対する意気込みの記事を紹介するに留めます。


多摩川ゾーン

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プロローグを通り抜けるとまず現れるのが多摩川ゾーン。水槽照明と連動した多摩川の映像が巨大モニターに映し出され、商業ビルとは思えない空間を作り出しています。

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水槽とモニターとのあいだには、砂利が敷き詰められ、多摩川河川敷で見られる植物が植え込まれたりと水槽の外まで空間づくりの手がこんでいます。ところどころに陶器片や釣具のゴミが配置されているなど、多摩川の現状を意識させてくれる演出もあります。

モニターの映像は上流の田園風景から、下流域の鉄道鉄橋まで多摩川の実際を映し出したもので、朝から夜まで時間が変化。
昼カワスイと夜カワスイでは、映像・照明が異なります。

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No.1水槽。水槽の周辺まで水槽内の環境を意識させる工夫がされています。
水槽の周りには砂利が敷かれ、石や流木もレイアウト。河川敷の生きた植物も植栽されています。このNo.1水槽の背後には擬岩も設置されるという拘りよう。

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No.6水槽。カワスイではこのような曲面水槽など、通常のスクエア型とは異なった面白い形の水槽も見所のひとつ。

多摩川ゾーンで見られる各種生き物は↓


オセアニア・アジアゾーン

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多摩川ゾーンを抜けると現れるのが、オセアニア・アジアゾーン。動線的には、まずオセアニア関係の水槽が目に入ります。その中でもオススメはニシキマゲクビガメ水槽(オセアニア・アジア No.7水槽)。金属光沢のある色鮮やかなレインボーフィッシュと呼ばれる仲間が泳ぐ中に、ニシキマゲクビガメが混泳。そして地上部には食虫植物ウツボカズラが植栽されているという、手の込んだ水槽です。

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その他の水槽にはスッポンモドキという、スッポンによく似た1科1属1種の系統的に珍しいカメが泳いでいたり、ワライカワセミ(昼)や、フクロモモンガ(夜)といった生き物に出会えます。

アジアゾーンはアジアアロワナや、フラワートーマン、そしてメコンオオナマズやパーカーホといった大型魚からアナバスやラスボラ系のアクアリウムショップでもよく見かける小型熱帯魚など幅広い範囲の魚を見ることができます。
夜は青ベースのライトアップがされており落ち着いた雰囲気で楽しめるエリアです。


オセアニア・アジアゾーンで見られる生き物は↓






アフリカゾーン

多摩川ゾーン 〜 オセアニア・アジアゾーン、そしてその他のゾーンもイメージカラーは青色系の寒色ですが、アフリカゾーンだけは打って変わってイメージカラーが赤色となります。個人的には、酸化鉄を多く含むアフリカの赤土や、サバンナの夕焼けなどをイメージしているのでは、と思っています。

照明だけでなく、水槽の背景色が目にも鮮やかな赤色の水槽が多くあり、ユニークな展示となっています。

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アフリカゾーンで見られる各種生き物は↓



南アメリカゾーン

南アメリカゾーンには、カワスイが紹介される時にキービジュアルとしてよく使用されているパンタナル大水槽があります。

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多摩川ゾーンと同じく、後方に映像が流れその間に植栽が見られる展示方法。「アクアスケープ水槽」というそうです。40トンの水槽で8000匹ものカラシンの仲間が群泳するカワスイを楽しむ上で切り離せない水槽です。

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南アメリカゾーンで見られる各種生き物は↓



アマゾンゾーン

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アマゾンゾーンで見られる各種生き物は↓

ソラネコカフェ

カワスイ9階の「こもれびカフェ Sweets & Cafe」内には、ソラネコカフェという猫カフェがあります。ネコは1番苦手な動物ですが、戯れてきた時のレビューを簡単に書いてますので、ご興味のある方は。


企画展示等

飼育員解説 -アロワナ編-
アロワナ跳躍動画🐟💦


アロワナエサやり体験〜アロワナのジャンプを体感〜


アマゾンタイム


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