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【ブランディングのこと #1】ネガティブな所も含めてブランドです

京都でブランディングやデザインを行う真っ白です。

ブランディングを行うためにヒアリングや現状調査を重ねて出てきた課題に対しての向き合い方について真っ白のスタンスをお話します。


課題も含めてブランドイメージになっている可能性

例えば、プロ意識が高く一つひとつのお仕事に丁寧になりすぎて会社として赤字…というケースがあるとします。

一つひとつのお仕事に丁寧なのはとても良いことですが赤字になっていたらどこか改善をしなければならない。でも、お仕事の工数を減らしたり、原材料を変えたり、多量生産に頼ったり…などの解決方法を取るのはとても危険です。

理由は丁寧なお仕事が大好きなお品物のファンが去ってしまう可能性があるからです。「仕方ないな…」と思いながら使うファンの方もいると思いますがそこにはネガティブな気持ちが芽生えてしまう可能性があります。

課題の本質を探る

上記のケースですと丁寧な仕事に共感しているファンもいるということですので、お仕事はできるだけ今まで通り進めれるのがベストでしょう。

問題となってくるのは、赤字になっていることです。
これは今まで以上に販売個数を増やされば解決するのか、そもそも丁寧すぎて販売個数を増やせないのが原因なのか、他に原因がるのかを探る必要があります。

単に値段を上げるだけではやはり今までお品物を使ってくださっているファンにネガティブな印象を与えかねません。

課題の見せ方を変える

どうしても値段をあげるしか無いという選択になった場合は私たちはぜひ値段をあげてほしいと考えます。そのお品物やお仕事にそれだけの価値があるということです。

単に値段を上げるだけではネガティブな印象になってしまう。
そこでブランディングとデザインの力を使うときです。

まず、どうしてこの値段で出来ないかをポジティブに書いていきます。
安直なキャッチコピーですが「こだわりすぎて値上げしました…」みたいなキャッチコピーと後はどれだけこだわってるかを体感していただけるようなWebサイトや広告物をつくっていきます。

それはお品物のストーリーであり、共感されるものにつくっていかなければなりません。

他にもいろんな事例があります

例えば、会社でよく使う言葉に縛られていて疲弊してしまっている方がいらっしゃったこともありました。重い言葉で自分を鼓舞していらっしゃいました。ただ、その重い言葉は社員にも伝播し、お客さまにも伝播していきます。

そうならないためにもその重い言葉を使う理由をヒアリングした上で本質を見つけてもう少し軽い言葉に変えることをご提案。かなり仕事が捗るようになったとお言葉を頂いていたり…(社員さんの使う言葉ってブランドイメージに直結します)

業務を完全に変えるのはかなりのリスクが有る

業務改善を行う上ですべてのやり方を変える。例えば、機会化・AI化しようなどというのはかなり危険です。確かに効率的ですが、元々あった良さやブランドイメージがなくなってしまいます。

良さやブランドイメージが無くなってしまうとファンは離れていってしまいます。

また社員さんに新しいやり方をしていただくにしても、お品物の質が落ちたり社員さんに過度なストレスが掛かる可能性もあります。

そうならないためには、たとえネガティブな事でもきっちりと向き合って見え方を変えたり、少し視点をずらすだけにした方がいい場合が多いです。

その事ネガティブな事も今までの歴史でありブランドです。
ただし、犯罪や危険なことは即座に改善してくださいね!!

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