「お休みは大切」と感じたこと

先月の下旬くらいから、有難いことにお仕事の方で忙しくさせていただいていて、ここ3週間ほど、都内での買い物の予定も入れられない状況でした。

僕は、仕事が立て込むことはフリーランスである以上、しょうがないことだと思っており、ある程度は割り切っていますが、それがずっと続くと、「働くのが嫌になる」というよりは、別の現象が起きてきます。

それは、

「アウトプットの質が知らず知らずのうちに落ちる」

という現象です。

全く予定がない、オフの日を1日も取らないことには慣れているので、この仕事品質の低下は、僕自身では認識しづらいんですよね。
ただ、2時間で終わる作業に3時間かかってしまったり、仕上げた資料に粗が多買ったり、そもそも良いアイディアが浮かばなかったりと、後で見返してみるとさまざまな影響が出ていることがわかります。

改めてそう気づかされたのが、昨日でした。
お仕事は溜まっていたのですが、暫く映画鑑賞ができていなかったので、夜中に思いきって借りてきたDVDを見てみたんですね。

心の中では焦りを抱えながらも、映画を見ることは僕にとってはインプットという別の仕事の一つであり、かつ癒しでもあるため。作業を止めてリフレッシュがてら見てみました。

見たのは韓国映画の「チェイサー」という作品で、すごくのめり込みました。
そして作業を止めてから3時間後、再開。

すると、驚くことに、それまで頭を捻らせてもなかなか進まなかったがお仕事が、たった1時間で、映画を見る前までにその仕事にかけていた数時間に匹敵するほど進んだんです。

これには自分で吃驚しました。

お仕事の内容は、見た映画とは全く関連がありません。
だからこそ、勇気を出して一度、作業から離れて脳を休ませたのが良かったのでは、と思いました。

正確に言えば、映画を見ている間もいろんなことを考えています。
特に僕はときどきシナリオライティングもするので、映画は、見ながら構成を分解してみたり、どこが話の転換点なのかなどを分析することもあります。

それでも、その後、作業が捗ったということは、やはり「お休み」を通じて脳が活性化されたのだと思いました。

フリーランスは、働けば働く分だけお金を稼ぐことができますが、ときには、丸一日でなくても、しっかり休むことでよりお金を稼げるようになる、と思った次第です。

今年はまだ丸一日休んだ日が、記憶している限りでは2、3日くらいしか取れてないので、割とそれでも僕はへっちゃらなのですが、この夏、どこかで完全にオフが取れるようにしたいと思っています。

読んで頂き誠に有り難う御座います! 虐げられ、孤独に苦しむ皆様が少しでも救われればと思い、物語にその想いを込めております。よければ皆様の媒体でご紹介ください。