フォロワー数が多いのは良いことだけど…

ちょっと前まで「評価経済社会」とか言われていましたね。
これからはSNSのフォロワー数の多さ(=人からの評価)がその人の価値を測る基準になり、それが多い人が成功を収めていく、というような言説だったように思います。

ある意味でこれは「正しい」と僕も思います。

実際にYouTuberの方々とか、登録者が多い人たちは必然的に再生数も多く、多額の収入を得ていたり、知名度が高くていろんな仕事をされていたりします。
XやInstagramでも、フォロワー数の多い方は、宣伝投稿やインプレッション数などである程度のお金を稼ぐことができているそうです。

それに対して僕は羨ましい気持ちもあり、その人のフォロワーを増やす執念や努力の賜物だと思いますので、純粋にすごいとも思います。

ただ、その一方で、これはそういったインフルエンサーの方々をフォローされている方に対してお節介ながら申し上げておきたいのですが、




「フォロワーが多いからといって、その人が客観的に見て正しいことを言っているとは限らない」

ということを意識した方がいいかと思います。

もちろん、人の価値観も生活様式も、それぞれ全員違いますので、いろんな考え方があっていいと思います。
そういう価値観の差異によって起こる議論だとかはまだ受け入れられるのですが、明らかに事実誤認している投稿が、その発信源がたまたまインフルエンサーだったりするだけに、拡散されて受け入れられていってしまうという現象が起きたりもしています。

これを僕は「あってはならない」というか、危険視しているんですよね。
僕はテレビの中にいる人の一人として、情報の真偽には気を使うべきだと考える意識が強いところもありますが、時事でも芸能でも、誤情報を安易に拡散してしまうと、嘘がまるで真実かのように世間に認知されてしまう。
そうなると、巡り巡ってその発信源をフォローしていた個人に不利益が生じることにもなると思います。
たとえば、ずれた行動をとってしまったり。本質を見抜けなくなったり。

ネットでの発信って「極論」が支持を集めやすい。
「◯◯◯に決まってる」とか「絶対◯◯◯だ」みたいなもの。

こういう発信に対しては、リポストとか「いいね!」をする前に、一度「本当にそうなのかどうか」確認した方がいいと思います。
それをしないと、いつしか、特定の考え以外が見えなくなって、ともすれば先鋭的な物の見方をする人間になってしまいかねない。

インフルエンサーがその人の専門分野に詳しい場合以外は、いくらその人のフォロワーが多くても、その発信内容を闇雲に信じるべきではないと僕は思います。


読んで頂き誠に有り難う御座います! 虐げられ、孤独に苦しむ皆様が少しでも救われればと思い、物語にその想いを込めております。よければ皆様の媒体でご紹介ください。