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今日も介護日和

はじめに

父の介護を初めて、もう10年になります。
と書くと「すごい大変な感じ」になりますが、実はそんなことはありません。

皆さんの「介護」のイメージはありますか?
私は次の2つのイメージでした
・寝たきりで全部のお世話をする。
・もしくは徘徊して大変

なので、実は今の今でも「介護してる、大変」というイメージは無いのです

今の「オトン」

ウチは現在こんな感じ
・要介護2
・介助があって立てるけど、歩けない。
・移動は車いす
・認知が落ちていて、ほぼ話せない。時折元気に話す。
・食事はとろみが必要。細かくしている
・日中は車いすに乗ってても寝ている

うん、客観的に書くと何か大変そう。

では10年前は?

10年前の「オトン」

オトンはほぼ10年前の正月に倒れました。
左視床下部脳出血。
お酒の飲み過ぎなのか、早朝ゴミ出しをしていて倒れました。

オカンと近所の人が救急車を呼んで、近場にある大学病院に搬送されました。
その時私は、、、、新宿にある会社に出勤してました。
8時くらいにオカンから電話があり、上司に話してそのまま早退。

電話をもらった最初は「部屋で転んだのか大変だなー」だったのだけど。
行ってみたら

口もきけなく、意識もなく(血圧を下げてたから)
このまま面倒見なきゃいけないとしたらどうしよう、と思ったものでした。

そこからなんやかんやあって。

リハビリテーション病院から帰ってきたときにはこんな感じでした。
・三点杖をついて歩ける
・右はマヒしてる。手は使えない、足は装具をつける。
・会話は出来るけど、単語が出てこない(高次脳機能障害)

「それから少し」経った時の事

しばらくたった時の事。食事中にオトンがむせるようになりました。
ごはんがのどに詰まるようで、お医者さんに診てもらいました。
「食道がんステージ4」

放射線治療と薬物療法で目下のがんは無くなりました。
その後、なんやかんやあったのですが(この部分はちょっとひどすぎるので別な記事を書きます)

その当時の「オトン」の状態
・ご飯はとろみがついたもの、水分も同じ
・介護ベッドで角度がつくもの
・酸素吸引の機械を用意、、、QOLを高めるのに使う
・在宅看護、在宅医療に切り替え⇒薬局も変更
・「終末期」を意識する

「終末期」って?

簡単に言うと「死に向かっていく期間」です。
その様子を示すグラフもあるのですが、本当にちょっとずつ「死に向かっているなぁ」と感じます。
それは波があります。体調が崩れて起きれなかったり、逆に元気になったり。
生き物としてリズムがあるように調子が良い悪いを繰り返しながら、でも日々弱っていく。

その様を「日々観察」することは、実は残酷でつらいことなのかもしれません。
だけど、私はそんなことは感じず、日々寄り添う感じがあります。

「介護」って大変なの? まとめ的に

大変な時もあります。家庭内スカトロ祭りのときはめっちゃ大変だし、
此間深夜に「家に帰りたい!」となった時は色々大変でした。

でも、そんな日々の様を「楽しんで」こうして記事にしたり、誰かとシェアしたり。
今はまだ「ねたきり」ではないですが、寝たきりの方がいいかも、と思ったりもします。
常に今がいい時なのです。

今を楽しめるようにやっていきます。
これまでもこれからも。

おまけの宣伝

わたし、まーおんぷは、そんな経験を生かして「お話をきくおしごと」をやっています。
日々の介護に疲れてしまったり、ストレスが溜まってしまった方。
大いにお話ししましょう。

のんびり色々お話ししていると、やがてたまっていたものが流れて
また立ち上がる元気が戻ります。

そのお手伝いをさせてくださいね(^_-)-☆
ご興味を持たれた方は、こちらからお申し込みください


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