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在宅を支えるひとつとして

私の仕事の大部分を占めているのは退院支援です。

最初は1件のケースからスタートしましたが、多いときには8件程度の同時進行の時があります。(先輩MSWに比べたら少ないですが)

退院してそれでよし、ではなく今度は患者さんの暮らす地域の医療機関として関わり続けていることを実感することがありました。

外来で入院時に私が担当していた方がご家族さまと受診を待っていました。

ハッと思って声をかけると、定期受診で来たとのこと。

患者さんは入院していた時より顔色は良さそうだし、ご家族さまも在宅介護で頑張っているとのことでした。

入院時に退院先で在宅か施設かを決める時に、かなりの話し合いをしました。
先が見えない中で、ご家族さまから厳しい言葉をもらうこともあり、私としても印象深いケースとなりました。

それでも話し合いを重ね、少しずつ前に進んだら道がちゃんと見えてきたのです。

退院したら私たちとの関係はおしまい、ではなく私のいる場所は退院後も患者さんとその家族を支えるところであることを実感しました。

患者さんのご家族さまは、あの時はごめんなさい、色々考えることが多くてついつい言葉もキツくなってしまった、と言ってくださいました。

私もまだまだ未熟なソーシャルワーカーです。
それでも患者さんとご家族さまの入院時の伴走者として、全力を尽くしたい。そう思ってこれからも頑張ります!

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