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CRAZY WEDDINGで式を挙げて感じた、結婚式をやる意味

入籍から5年が経った。

あっという間な気持ちと、まだそれしか経っていないのかという気持ち。私の27歳の誕生日に入籍をし、その年は怒涛のような1年だった。入籍、妊娠、結婚式、出産。まさか自分が妻になって、そのちょうど1年後には息子を抱いて記念日を迎えるなんて、全く想像がつかなかった。

私は結婚式を挙げるなら、CRAZY WEDDING一択と決めていた。

ほかの会場もウェディング会社も一切見ずに、予約をした。初めて広告でCRAZYとオリジナルウェディングのことを知ってから、いつか自分が結婚するその日が来たら、絶対にお願いしたいと思っていた。その夢を叶えるときがきたんだ。とても緊張しながら当時まだ市ヶ谷にあったオフィスを訪れたことを覚えている。

まずは担当プロデューサーさんとのヒアリングから始まる。始まるどころじゃない、すべてと言ってもいい。

好きなものや生い立ち、これまで生きてきた背景などを、1日だけではなく数回かけてたっぷりとヒアリングしてくれて、ふたりだけの、世界にたったひとつのコンセプトを決めてくれる。

数週間後のご提案の日。初めてコンセプトを見た瞬間、私たちのことをめちゃくちゃ理解してくれていたんだ、と震えた。それくらい、ぴったりで、しっくりきた。

そこから3か月ほど経ち、式の日程も決まり、会場の下見やディナーの試食を終えた頃、なんと妊娠していることがわかった。おさえていた日程のころには、もう臨月。でも、式をこれ以上早めることはできない。ここまで進めていたのに、キャンセルか・・・。もちろん赤ちゃんが最優先だけど、諦めなければいけないかもという現実に戸惑い、すごく悩んでたくさん泣いた。これまでしたことのなかった喧嘩もした。マタニティブルーなこともあり、メンタルがズタボロだった。

そんな中、担当プロデューサーの梨紗さんは諦めずにいてくれた。会場と人数が変わってしまいますが、と少し早めた日程で新しく提案してくださり、諦めかけていた私を救ってくれた。気遣い、寄り添ってくれたことが本当にうれしかった。

そして、妊娠8か月の頃、少しだけ大きなお腹で無事に式を挙げることができた。

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結婚式ってやる意味があるのだろうかという考えの人は、少なからずいると思う。そういうのが好きじゃない人もいるだろう。お金もとてもかかるし、注目されるのが苦手な人は、きっと全然乗り気にはならないのかもしれない。だから挙げないという選択をする人がいるのもわかる。

でも私は。小、中、高、専門学校、そして職場。自分が別の時代に出会った大切な人たちが、同じ場所に一度に集まることって、ものっっすごく奇跡だと思うんです。さらにそこには家族がいて。さらにパートナーの大切な人も同じように同じ空間にいる。

自分がお世話になった人たちが、今まで点と点だったものがすべてつながって・・・線というよりは面になる感じ。入場のシーンでみんなの顔を見たとき、現実味がなくて、本当にあの光景は感激して幸せだった。今でもうまい言葉が見つからない。そしてあんな空間を味わう機会はもう二度とないと思う。結婚式のときが最初で最後だと。

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仲間に囲まれている姿を見て、普段遠く離れて過ごす家族に「こんなに良い人たちに恵まれてここまでやってこれたんだね」と安心してもらえたなら、もうそれだけでやる意味があるのではないだろうか。少なくとも私はそうだった。

自分のことを親に話すことってあまりなかったから、式を通して自分の青春時代や今のことを知ってほしかった。親元を離れてもちゃんと良い人生を歩んでいるから心配しないでね、と伝えたかった。

結婚式を通してお世話になった人たちへ感謝の気持ちを伝えられてよかった、とよく聞く。それももちろんそうなのだけど、私は、もう少し自己満足な理由で、自分にとって何度も思い出したくなる日ができてよかった、と振り返ってみて思う。

これから夫婦で衝突したり、悩んだり、やさしい気持ちになれないときがあっても、あの日のことを思い出せば、そういうのがふっとほぐれる気がして。みんなに見守られて、祝ってくれたことを忘れずにいれば、トゲトゲした気持ちもすーっと引いていく。「心の励みになる日」になってくれた。

人生でそんな体験ってあんまりない。

そして、その日に向かってふたりで準備をした期間のことも忘れない。会場に飾る絵を描いたり写真を撮ったり、みんなにお手紙を書いたり。昔のことを振り返りながら未来のことを想う時間。自分たちのことを見つめなおす時間も、思い出したくなる日の一部になっている。

CRAZY WEDDINGは単なる「オシャレな結婚式をプロデュースしてくれる会社」ではない。新郎新婦に最初から最後まで寄り添い、形式ばったものではなく二人の人生を映し出す最高の一日を、一緒に創り上げてくれる。

CRAZYの社員さんはみんな全力で人生と向き合っていることがとても伝わってくる。だからきっと、数々の新郎新婦を幸せに導くことができるのだろう。

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自分はとても涙もろいので、結婚式はさぞかし号泣するだろうと思っていた。私が一番ボロッボロに泣いたのは、意外にもすべて終わって全員を見送り、会場に戻ったときにスタッフのみなさんが拍手と手のアーチで迎えてくれたとき。

こんな最高の一日を創り上げてくれたみなさんへの感謝と、もう終わってしまったんだという寂しさで大号泣しました。その日イチで。親への手紙よりも。

結婚式って、プロデューサー、アートディレクター、ヘアメイク、音響、フォトグラファー、映像カメラマン、司会者、エスコートしてくれる人、お料理を運んでくれる人・・・ほかにも、見えないところでもスムーズに回るようにたっくさんの人が動いてくれてるんです。

関わってくれた方々に、とてもとても感謝しています。特にプロデューサーの梨紗さんには、本当に。

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結婚はゴールではなく、長い長い家族としての人生のはじまり。それを、区切りとして形にできる結婚式は、絶対意味のあるものにしたほうがいいと思う。

これから結婚式を挙げるときに迷っている人は、ぜひCRAZY WEDDINGを選んでほしい。自分たちの大切にしてきたことがコンセプトや装飾やコンテンツで表現されて、そこにみんながいる光景というのは本当に忘れられない1日になるはずだから。

最近は、式ではなくて星野リゾートで夫婦とその両親で旅行をする、IWAI旅という新サービスが始まったそう。


めちゃくちゃ素敵じゃないですか?家族の時間を何より大切にしたい人や、式は苦手という人は、こういった形で記憶に残る1日を過ごすのもすごく良いと思う。

実は私はウェディングに携わるお仕事がしてみたいと、ひそかにずっと憧れを抱いている。絶対に失敗はできないプレッシャーは計り知れないけど、誰かの幸せのお手伝いができるなんて、最高だ。

友達の結婚式の幹事、余興、ウェルカムボードやプロフィールブック制作など・・今までいろいろ引き受けてきたけど、準備する時間はそれはそれは幸せだった。ただ単純に、誰かの幸せを考え、見届けることが本当に好きなんだと気づいた。だから、いつかお仕事で関わってみたい。というあんまり話したことのない夢。

1007 のコピー

話を戻して・・・式から5年経ちましたが、子どもを連れてオフィスにお邪魔したり、子どもの1歳のバースデーフォトを、式と同じフォトグラファーさんに撮っていただいたり、CRAZYが手掛けるIWAIで結婚5周年のお祝いをしたり・・・式が終わってからも人生の大切なシーンでまたお世話になっています。

次回は、5年経って変化した気持ちと、IWAIで5周年をお祝いしたときのお話を少し書こうかなと思います。

おわり

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