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意外と厄介な「ペルソナの共有」

チームや会社でペルソナ設定を行う場合、もっとも重要なのは「ペルソナをチーム内で共有する」こと。そしてこれが最も厄介なんです。そこで起こりがちな問題点、その解決策について書いてみました。

【ペルソナは設定さえすれば完了というわけではありません】

ペルソナ設定後に欠かせないのが、開発チーム内での徹底的な共有です。全員がユーザー像を同じように理解できるようにする必要があります。

ただ、ここで多くのチームが陥りがちな落とし穴が存在します。ペルソナ共有を適切に行えなければ、せっかくの設定が無駄になってしまう恐れがあるのです。

【ペルソナ共有で陥りがちな落とし穴】

  1. 共有が形式的で、メンバーの理解が深まらない

  2. 共有内容に解釈の違いが生じる

  3. マネジャー側の一方的な押し付けに終わる

  4. ペルソナを共有しても活用されない

このような事態が起これば、結局ペルソナの意味が希薄になり、ユーザー視点に立ったプロダクト開発は難しくなってしまいます。

【問題を解決するための対策】

そこで、上記の落とし穴に陥らないためのポイントをご紹介します。

  1. ワークショップなどを通じて双方向のディスカッションを行う

  2. 文章だけでなく視覚資料を使ってペルソナをイメージしやすくする

  3. マネジャーだけでなく、複数のメンバーが主体的に関与する

  4. 実際の開発作業の中でペルソナを活用する習慣をつける

ペルソナ共有は一過性のものではなく、プロジェクト期間を通して継続的に行う必要があります。そうすることで、ペルソナに対する理解が深まり、活用につながっていきます。

ペルソナ設定は第一歩に過ぎません。共有とその定着化こそが何よりも重要なのです。チーム内でペルソナの概念を確実に浸透させることが重要なのです。

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