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インドでRT-PCR検査を受けました。

滞在先のホテルでコロナ陽性者が現れたと聞き、無症状ではあったものの、念のため当地病院でRT-PCR検査を受けました。
結果は陰性でしたが、「当地でのRT-PCR検査受検の流れ」「日本との比較」を以下にまとめます。

1.受検した病院

当地日本人駐在員がよくお世話になるアポロ病院で受検しました。
アポロ病院はチェンナイのみならずインド全土で展開している大手市立病院です。
チェンナイにも多くの病棟があり、日本人デスクによる有料の日本語サービス(診察予約、医師との通訳)があります。
また、同病院はRT-PCR検査のヘルプラインを設置しています。


2.検査の流れ

10時00分 アポロ病院到着、受付

予約なしで行きましたが、特に問題はありませんでした。
受付で、RT-PCR検査を受検したい旨を伝え、専用窓口に通されました。

ここで、パスポートなどの身分証明書を提示し、検査料1,800ルピー(日本円で約2,700円)を支払いました(クレジットカード決済可能)。

検査方法は特にこちらからは指定しませんでしたが、スワブ(鼻・咽頭を綿棒でぬぐう)方式となりました。
ちなみに私がインド渡航時に日本でRT-PCR検査を受検したときは唾液による検体採取でした。

支払いを済ませ、待合室で順番を待つことになります。

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10時20分 問診票の記入、受検

病院内は空いていたため、待ち時間はほとんどありませんでした。

検査室に通され、問診票に住所、携帯電話番号などの必要情報を記入しました。
そして、検査結果は当日20時ころにポータルサイトにて通知されるとの説明を受けました。

なお、今回は受検者との接触があるスワブ方式のため、検査担当者は写真の通り防護服を着用していました。

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そして、綿棒にて鼻と喉をぬぐい、検体を採取しました。

10時40分 終了

病院到着から40分程度で検査終了となりました。

3.検査結果の確認

検査を済ませると以下のSMSが「VD-MYGOVT(インド政府)」から問診票に記入した電話番号に届きました。

RT-PCR sample collected for MASATOMO (Id:xxx) SRF ID xxx  on Feb xx 2021 10:39AM. Please save for future reference. You are advised to isolate yourself till the sample is tested and test report is available. <URL>
Your Sample has been sent to Apollo Health and Lifestyle Ltd- Kottrupuram Diagnostics Laboratory, Chennai--

検査の進捗状況を確認できるURLと確認時に必要となるIDが送られてきました。
また、検体はラボラトリーにすでに送られており、検査結果が出るまでは自主隔離するように、との記載があります。

18時30分 検査結果の通知

予定より早く以下の通り検査結果の通知がありました。

Namaste, your recent lab reports have been updated online.
To access reports, visit: apolloclinic.com/phr/ or download Apollo247 app :https://ap247.onelink.me/JG0h/cl. -Apollo--

なお、RT-PCR検査料の領収書の下部にも検査結果が確認できるURLとID、PWが記載されています。

所定のウェブサイトにて検査結果を確認することができました。
検査結果に「NOT DETECTED」もしくは「Negative」とあれば陰性です。

日本とインドとの比較

最後に日本とインドでの体験に基づき、両者を以下の通り比較します。

日本でのRT-PCR検査

・検査時期:2020年12月
・検査予約:必須
・検査目的:インド渡航のための陰性証明
・検査方式:唾液での検体提出
 ※渡航先によってスワブ方式の指定がある場合があり、要確認
・病院での所要時間:1時間程度
・検査結果が判明するタイミング:翌日17時
・検査結果の通知方法:検査した病院にて書面で受領
・検査費用:4万円弱
 ※渡航のための英文検査証明書1部込み、スワブ方式は有料オプション

インド・チェンナイでのRT-PCR検査

・検査時期:2021年2月
・検査予約:不要
・検査目的:自主検査
・検査方式:スワブ方式
・病院での所要時間:40分程度
・検査結果が判明するタイミング:当日20時
 ※実際には当日18時30分頃に判明
・検査結果の通知方法:オンライン、PDFダウンロード可能
・検査費用:約2,700円

検査時期や検査目的が異なっているため単純に比較はできませんが、総じてインドでの検査の方が早くて、安くて、便利でした。
特に、検査結果が当日に判明する点、検査結果の受領のために再度病院に行かなくて済む点(※)はかなり良かったです。

※陰性証明書が不要であれば検査結果を病院からメールしてもらうことができます。この場合、再度病院に行く必要はありません。

インド全体の新型コロナ感染者数は減少傾向にありますが、ムンバイでは増加傾向にあり、依然として予断を許しません。
有事に備えて当地でのRT-PCR検査の受検方法を確認できたのは収穫でした。

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