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インドで見た映画 vol.1

インドで見た映画(5本)を備忘録としてここに記します。

なお、劇場で鑑賞するまでの手順や、劇場内の様子はこちらにまとめておりますのでご参照ください。

1.Master

劇場公開:2021年
ジャンル:アクション、スリラー
言語:タミル
監督:Lokesh Kanagaraj
脚本:Lokesh Kanagaraj, Pon Parthiban (dialogue)
主演:Vijay Sethupathi、Joseph Vijay、Malavika Mohanan
製作費:13.5億ルピー
上映時間:2h 58min

アクション、スリラー、恋愛、人間ドラマ、ダンスすべてが詰まった作品です。まさに王道です。
主演のVijay Sethupathiはタミル映画でもトップクラスの人気を誇る俳優だそうです。

ちなみに、Arjun Dasが演じるDasが作品中で重要な役割を担っていますが、キングコングの西野にしか見えませんでした。

2.Krack

劇場公開:2021年
ジャンル:アクション、スリラー
言語:テルグ
監督:Gopichand Malineni
脚本:Gopichand Malineni, Sai Madhav Burra (dialogue)
主演: Ravi Teja, Shruti Haasan, Samuthirakani
製作費:1.7億ルピー
上映時間:2h 34min

こちらもMasterと同じくアクション、スリラー、恋愛、人間ドラマ、ダンスすべてが詰まった作品です。インド映画で興行的成功をあげるにはこの手の作品に寄ってくることを再認識しました。
比較的低予算のためダンスシーンはMasterに見劣りしますが、脚本が良かったです。終盤にひと展開あり、最後まで飽きません。

ちなみに、主演女優のShruti Haasanはチェンナイ出身でチェンナイでも人気があります。両親も俳優です。

3.Kalathil Santhippom

劇場公開:2021年
ジャンル:ドラマ、スポーツ
言語:タミル
監督:N. Rajasekar
脚本:N. Rajasekar
主演: Arulnithi, Jiiva, Manjima Mohan
製作費:不明
上映時間:2h 34min

カバディを愛する仲良し男子二人組の恋愛模様を描いたドラマです。

タミル語が全く分からない中、英語字幕なしで恋愛ドラマを見るのは無謀でした。会話をベースに物語が進むため展開についていけませんでした。

タミル語がわからなくても楽しめるカバディのシーン(カバディは「内村プロデュース」という番組で見たことがあり、知ってました。)をただただ待ことになりました。
ちなみにカバディはインドの国技で、上述のMasterにもカバディのシーンがあります。

4.Chakra

劇場公開:2021年
ジャンル:アクション、クライム、スリラー
言語:タミル
監督:Anandan .M.S.
脚本:Anandan .M.S.
主演: Aruldoss, Regina Cassandra, Srushti Dange
製作費:不明
上映時間:2h 11min

アクション・クライム・ムービーにサイバーテロの要素も織り込んだ作品です。
チェンナイ市内のシーンも多々あり、身に覚えのある場所が流れるとテンション上がりました。

この手の映画は悪役の存在感、「悪」をも「善」と思わせる得体のしれない説得力が重要で、ダークサイドに堕ちた必然性をしっかり描写する必要がありますが、本作はそれなりに描かれています(個人的にはもうひとつでした。ダークナイトのジョーカーが好例です。)。

一部地元紙の評論では「主人公にとって都合が良すぎる展開」とありましたが、映画ってそんなもんだと思います。

次回作がありそうなので、楽しみにしています。

5.Judas And The Black Messiah

劇場公開:2021年
ジャンル:伝記ドラマ
言語:英語(アメリカ)
監督:Shaka King
脚本:Will Berson (story by), Shaka King (story by)
主演: Daniel Kaluuya, LaKeith Stanfield
製作費:2,600万ドル
上映時間:2h 6min

1960年代のアメリカ黒人解放運動にてカリスマ的存在だったフレッド・ハンプトンの伝記映画です。
急速に支持を拡大していくブラックパンサー党(ハンプトンがチェアマンを務める)にFBIは内通者を送り込みます。ハンプトンの生き様と内通者の葛藤を中心にストーリは展開していきます。

先日のゴールデングローブ賞でフレッド・ハンプトンを演じるダニエル・カルーヤが助演男優賞を受賞しており、確かにこの演技に圧倒されました。

余談ですが、私の中での内通者映画の金字塔(こんなジャンルはたぶん無い)は「New World(邦題:新しき世界)」です。


また何本か鑑賞したら、書き溜めておこうと思います。

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